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「それよりどーすんの？明らかに何か企んでるよね。
そのA組が出した条件って」
どこか低くなった声でカルマが言うと、岡島が振り返って「まあまあ」と口に笑みを浮かべた。
「心配ねーよカルマ。このE組がこれ以上失うもんなんてねーよ」
不安そうな表情はいっさいなく、堂々と言ってのけた。
逆にある意味清々しいというか、なんというか。
「勝ったら何でもひとつかぁ〜、学食の使用券とか欲しいなぁ」
立ち上がった倉橋が、両手を握って願い事に思いを馳せる。
すると、それを聞いた殺せんせーは「ヌルフフフ」と笑った。
「それについては先生に考えがあります」
そう言った瞬間に、シュババッとマッハ20の速さで教壇についた殺せんせー。
殺せんせーは教卓の中に触手を滑らせる。
「これを寄越せと命令してみたら如何でしょう」
そう殺せんせーが出したのは、ある一冊の本だった。
「学校案内？」
倉橋がそれを見てきょとんとすると、殺せんせーはその本を裏返した。
表紙になったその本を見てクラス全員から「おぉっ」と歓声が上がる。
その本に書かれていたのは“南国リゾート旅行”。
「君たちは一度、どん底を体験しました。だからこそ、次はバチバチのトップ争いを経験してほしいのです。
暗殺者として狙ってトップを取るのです」
「………！」
殺せんせーの言葉に、渚が目をぱちくりさせた。
2位を取ってA組に勝てばリゾート旅行を貰い、殺せんせーからは触手の破壊が認められる。
これほどやる気が出ることはほぼないだろう。
_____________
_____そうして、いよいよ期末テストの日となった。
「どうよA、渚。
ちゃんと仕上がってる？」
先に本校舎へ足を進ませていた莉桜とA、それから渚。
一足先をゆく莉桜が2人にそう聞くと、「まぁ」と渚が苦笑いをした。
「山が当たれば……」
「男ならしゃんとしな！英語ならアンタも上位狙えんだから」
自信なさそうな渚にビシッとそう言ってのけた莉桜。
かと思えば今度は、渚の隣であくびをしていたAに声をかける。
「Aは？プレッシャーでやられてない？」
『ん？……ん〜、
まあ多分大丈夫だよ、多分』
眠そうなAは笑ってそう言った。
Aは毎回トップな上500点満点。
だからこそAならトップトップとプレッシャーがかかってしまっているかもしれないのだ。
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かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» 変態と純粋がたくさんですね😺 (2023年4月8日 17時) (
レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - 男子達…純情……(一部、違う人もいるが) (2023年4月7日 20時) (レス) @page49 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - かふぇもかさん» 分かりました！なんか、戦闘シーンとかってどう書けばいいか分からないし困りますよね…これからも頑張ってください!! (2023年4月7日 7時) (レス) id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» その点については、本当に申し訳ないのですが多分そのお話は書かないと思います…私自身面倒なところは早く飛ばしたい、と思ってしまいまして…。読者の方々にはまたご迷惑をおかけします🙇🏻♀️ (2023年4月6日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - あぁぁ…もうちょっとで苦手な鷹岡が出てくるよ…… (2023年4月6日 19時) (レス) @page36 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2023年4月2日 19時
