四人四色 (ページ4)

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そんなぶっきらぼうなLINEの送り主は増田貴久

私の３つ年上の大学の先輩

私はこの人と、浮気をしている

ことの始まりは約２ヶ月前

私と貴久くんが所属していた

ダンスサークルの集まりだった

私たちの卒業パーティーに

OBとして来てくれた貴久くんに私は

お酒の力もあって

成亮との不満を全部言ってしまった

すると

貴「俺が満足させてやるよ」

と貴久くんの様子が一変

酔っ払った私は

連れられるがまま貴久くんの家へ行き

成り行きで身体を重ねてしまった

それからというもの

こんな風に定期的に連絡が来て

その日は貴久くんの家に泊まり行為に及ぶ

成亮では埋めてもらえない寂しさを埋めてくれる

歳上の男の人貴久くん

そんな貴久くんから離れられなくなってしまった

成亮に悪いとは思っているけど

沼のようにハマって抜け出せなくなってしまった

今日、成亮は多分泊まり込みだ

そう思って自宅とは逆向きの電車に乗った

…

予定してたより遅く着いちゃった ..

怒られちゃうかな。

何故こんなにも気にするのか

それはこのドアを開ければわかる

_______________ ガちャ

「 .. 貴久くーん、 … 」

貴「遅えよ」

玄関で待っていた貴久くん

そう言うと私の腕を掴んでそのままベッドルームへ

ドサッ、と私の身体を押し倒し

貴「遅かったな、何してたんだよ」

両手首を耳の横で抑えられた私を

見降ろしながら低い声でそう言った

______ そう、彼はドＳで束縛癖がある

初めて身体を重ねたあの夜

貴「ずっと好きだったんだ」

と告白されて

こうして家を訪れるようになってからというもの

彼からの束縛が始まった

〝今どこ〟

〝誰といるの〟

〝早く彼奴と別れろよ〟

〝俺といるのが一番だろ〟

そんな言葉は日常茶飯事

だけど

〝必要とされている〟

と感じられることが嬉しくて堪らないの

貴「ほら、服脱げよ」

彼のこの声が好き

筋肉質でガッチリとしたこの身体が好き

少し荒っぽいキスも好き

「 … 貴、久ッ」

今日は一晩中行為に及んだ

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