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体育館で、規則的なバスケットボールの音と、シューズの擦れる高い音が響く。
ダンッと大きい音と共に、綺麗な弧を描いたボールがゴールに吸い込まれた。
『どう思う？』
「どう思うって言われてもなぁ、」
大学のバスケサークルの練習中、
と言っても全然ガチってわけじゃなく、わいわいバスケを楽しむ感じ。
シュートを決めた張本人のシゲを目で追いながら、
休憩中の流星と、さっきの出来事について会議。
『ムカつくくらい爽やかな笑顔だなあいつ』
「まぁシゲイケメンやからな〜」
『あれが？イケメンだったら断然流星だね』
「ははっ、そりゃどうも」
違う、じゃなくて、
『男ってみんな平気なもんなの？間接キスとか』
「えぇ〜そんなん人によるやろ」
『そうだけどさ。女の子と間接キスしても何とも思わないってことは、恋愛対象外ってことだよね？』
「恋愛対象外って、なんで分かんの？」
『え？』
流星は、至って真面目な顔。
逆にこっちが面食らってしまった。
「そんなに気になるんなら自分で聞いてみればええやん」
『は！？無理に決まってんじゃん！』
「じゃあなんでAはシゲのこと気にしてるん？」
『え、それは、』
「え、好きなん！？」
『違う！！！』
思わず、大声を出してしまった。
一緒にワイワイ騒いだり、お互いの恋愛とか好みのタイプとか知ってて、下ネタとかも平気で話すのに。
今さら好きだなんて、ありえない。
『別に、私って女の子だと思われてないんだなって思ったら、悲しくなっただけですー』
「ふーん、ま、あながち間違ってないやん」
『おいどういう意味だ』
「いって！そういうとこやわアホ」
ムカついたから、思いっきり肩パンしてやった。
その瞬間、ピーっとブザーの音が鳴り響いて、
「お前らイチャイチャすんなや〜Aの声こっちまで聞こえたで」
笑いながら走って戻ってきたシゲ。
『イチャイチャなんかしてないわ！』
「なになに〜何の話してたん？」
タオルで雑に顔を拭きながら聞いてきた。
そんなの言えるわけがなかろうが…！
「Aがシゲのこと好きって話」
「え」
ふ、藤井てめぇ…！！！
『いやいや、違うから、そんな話してないから』
「なんやぁちゃうん？シゲちゃんがっかり」
そうやってわざとらしく涙を拭う振り。
がっかりってどういう意味だがっかりって。
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きしぽん(プロフ) - ななのんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！^^ 頑張りますー！ (2016年9月26日 0時) (
レス) id: a1a531b37a (このIDを非表示/違反報告)
きしぽん(プロフ) - 永瀬のあ。さん» コメントありがとうございます！他の作品も見ていただけるなんて！嬉しいです^^ お気遣いありがとうございます頑張ります！ (2016年9月26日 0時) (レス) id: a1a531b37a (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - きしぽんさん» なんかしげでもきゅんきゅんするし好きな人のこと考えるだけで胸が苦しくて仕方がない感じがしますけど笑 (2016年9月25日 18時) (レス) id: d377b51452 (このIDを非表示/違反報告)
ななのん(プロフ) - はじめまして！キュンキュンしながら読んでました！こういうストーリー好きです！続きが気になって仕方ないです！頑張って下さい！待ってます！ (2016年9月25日 17時) (レス) id: ca276f073a (このIDを非表示/違反報告)
永瀬のあ。(プロフ) - コメント失礼します。初めてきしぽんさんの小説を見させていただきました。なんかお互いに恋を意識してる辺り、可愛いな、なんて思っちゃいました(笑)この機会に他の小説も拝見させていただきます!!お身体に気をつけて更新してくださいね。長文失礼しました!! (2016年9月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 389b183b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2016年9月24日 23時
