39、魔王と魔女 ページ41
Aside
『赤也ー、足止まってるよー』
切「うわっ!A先輩流石にキツいっス!!」
『そうなんだー(棒)。じゃあもっとキツくしよっかな。』
切「ぎゃぁぁぁ!!!」
丸「…なぁ、これって気分転換のために来たんだよな?」
ジャ「ああ。多分…」
真「全く、たるんどる!!」
まぁたしかにたるんでるかもしれないねぇー。
部活ないし。
私がスマッシュを打ち込んで1セットとると赤也はその場に寝転んだ。
切「先ぱーい、流石にもう無理っス…」
えー、もうダウンしたの?
はっや。
まぁ体力全部使われて後で勉強出来なくなっても困るしね。
『じゃあ赤也は休憩していいよ。あ、休憩終わったらもう1回やる?』
切「先輩鬼っスか!?」
えー、鬼まではいかないと思うんだけど…
『じゃあ丸井やんない?』
私は近くにいた丸井に声をかけた。
丸「俺は遠慮しとくぜ。」
連れないなー。
幸「じゃあ俺がやろうか?」
『やった。んじゃお願いするわ。』
やっぱ幸村は強いからやりごたえあるんだよね。
『幸村、ちゃんと全力できてよ。じゃないと幸村の完璧な負け試合になるから。』
幸「…了解。まぁ今日は勝たせてもらうけどね。」
『じゃあ今日も幸村を負かすことにするよ。サーブ権もあげる。』
幸「その言葉、後悔することになるかもしれないよ。」
幸村のその言葉で私の試合は始まった。
この時の会話を見ていた者は、この2人が“魔王と魔女”に見えたという……
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作者名:澪音 | 作成日時:2021年2月21日 18時