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38、食欲の鬼 ページ40

切原side


『焼きそば出来たよー』

丸「出来たぜぃ!」

先輩たちと話してるとA先輩と丸井先輩が大量の焼きそばを持って来た。

超うまそう!

俺もテニスしたいとは言ったけど腹減ってたんだよな!

切「じゃあいっただっきまーす!」

俺は焼きそばが大量に盛られた皿から自分の分をとった。

少し冷ましてから焼きそばを口に入れる。

…うまい!

丸井先輩は料理上手いしA先輩は何でも出来るから、そんな2人が作った焼きそばはとてもうまかった。

焼きそばでも作る人によって味って変わるもんだなー

俺がふと横を向くと、皿に盛られた大量の焼きそばを食べているA先輩がいた。

ん?

量、おかしくないか?

俺の3倍はあるぞ。

いっつも弁当が大っきいから結構食べんのは知ってたけど…

流石にこれは女子が食べる量じゃないだろ!

男子の俺でも食べねぇよ!

そして前を向くと今度はA先輩と同じくらいの量の焼きそばを食ってる丸井先輩が。

いや、丸井先輩は知ってたけどよぉ…

ってか元の量が多いんだよ!

切「丸井先輩。この焼きそば、何人前作ったんスか?」

丸「んーと…A、なんぼだっけ?」

『15人前くらいじゃない?』

15!?

え、でももうあっちの皿に焼きそばねぇよな?

15人前ってこんなに早く無くなるもんなのか!?

丸「ホントはもっと作ろうと思ったんだけどよー…Aに後でテニスするから控えめにしとけって言われたんだよな。」

『だってテニスしてる途中にお腹痛くなったらいやじゃん。』

丸「そうなんだけどさー…」

これで控えめなのか…

この2人の食欲、ヤバいどころの話じゃねぇぞ!

他の先輩たちを見ると、全員呆れたような顔をしていた。

目線で放っておけと言ってきているようだ。

ま、たしかにこの2人の食欲って常人をはるかに上回るしな。

気にしてたらきりないよな。

そう思うことにして、俺は焼きそばを食べるのを再開した。

39、魔王と魔女→←37、KY



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作者名:澪音 | 作成日時:2021年2月21日 18時

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