35、驚き ページ37
丸井side
丸「おい、本当にこれであってんのか?」
切「はい!A先輩からもらった地図によるとここであってるっス!」
おいおい、マジかよ…
たしかに表札には柊の字がある。
でもこれは流石に…
丸「デカすぎだろぃ…」
俺が言った言葉に全員が同意する。
何故なら…
普通の家だったら少なくとも5つ…いや、6つは入るだろう敷地の広さに様々な植物が植えられた広い庭。
そして横にある家の4倍以上の大きさの三階建ての家。
こんなの見せられたら誰でも驚くだろぃ…
そしてさらに驚いたのが家に入ってからだ。
「勉強を教えて欲しいから。」という理由で俺たちは家にあげて貰えた。
まぁ、それは建前で9割はただただ家を見てみたかっただけなんだけどな。
こうして入れてもらえて家に入ってみると、まずは広い玄関が。
それにも驚いたがそれはまだマシだった。
今回勉強するリビングは2階にあるらしく、2階に向かうために階段まで歩いた。
階段に行くまでにあったのはまさかのガラス張りのトレーニングルーム。
それを見た俺たちは思わず感嘆の声をもらした。
俺たちの声に気づいたのか、Aは色々と説明してくれた。
『1階には見ての通りトレーニングルームがあるよ。後は楽器が弾ける防音室と絵を描くためのアトリエ。私はほとんど使った事ないけどシアタールームもある。』
そこまで言うと階段に足をかけて登り始めた。
Aの後ろを俺たちは歩いて行く。
『2階は主にリビング。お風呂とキッチン、一応父さんと母さんの寝室もある。』
“一応”って事はAの両親、ここに住んでないのか?
『3階は客間と私の部屋。それと本専用の部屋がある。』
おぉ…
柳と柳生の目が輝いてる…
にしてもAの家すげぇな!!
切「A先輩の家すげぇ広いんスね!」
『いや、こんなに広くなくていいんだけどね、マジで。まぁこれでも超ちっちゃくしたらしいよ。私の両親いわく。』
あー、ちゃんと広いっていう自覚はあったんだな。
てっきりそーいう常識ないのかと。
ってかAの両親何モンだよ!!
やべぇな!!
いろいろ話していると俺たちはリビングに着いた。
そのリビングは言うまでもなくとてつもない広さだった。
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作者名:澪音 | 作成日時:2021年2月21日 18時