17、常勝立海 ページ19
Aside
魔王の降臨によって、見事に男子テニス部のマネージャーとなった私。
そして放課後には私が男子テニス部のマネージャーになった事はもう噂で広まっていた。
いやー噂って早いねー(棒)。
っていうか噂広めたの誰だよ。
まじでふざけんな。
心の中でひとり怒っていると丸井が部活に一緒に行こうと言ってきた。
マネージャーになったのはバレたけど目立つの嫌だなー
…ん?
『私って今日からマネージャーなの?』
丸「おう!幸村くんが言ってたぜぃ!」
いやいや、おう!、じゃなくて。
『マネージャーになるの決まったの今日だよね?』
丸「そうだけど。幸村くんが早い方が慣れるから良いって。」
1日やそっとじゃ変わらないでしょ!
『私に拒否権は…』
丸「ないぜ!」
ですよねー
『……OK。分かった。』
柳「流石だな。理解が早い。」
『これぐらいなんて事ない。』
私は結局、今日からマネージャーとして部活に来る事になった。
幸村は怖いからね…
そして今は柳にマネージャーの仕事内容を教えてもらっている。
といっても、もう全て理解したけど。
あと立海のスローガンについても教えてもらった。
立海は“常勝”を掲げているらしい。
しかも、そのおかげか王者立海とも呼ばれてるらしい。
アホらし…
楽しんでやってこその勝利なのに。
そう思ったけど私は口に出さなかった。
柳は私がそう思ってる事ぐらい理解してると思うしね。
柳「じゃあ俺は練習に戻るとしよう。あとはよろしく頼む。」
『了解。』
私は柳が練習に戻った後、スポーツドリンクを作り始めようと、ボトルを持って部室を出ようとした。
でも私は1枚の写真を見て、足をとめた。
その写真には満面の笑みを浮かべたR陣と先輩と思われる人達が優勝旗や表彰状を持って写っていた。
きっと昔の写真だろう。
…なーんだ。
テニス、楽しんでたんじゃん。
私は少し笑みをこぼした。
…やば。
幸村に怒られる。
私は急いで部室を出ていった。
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作者名:澪音 | 作成日時:2021年2月21日 18時