16、魔王降臨 ページ18
Aside
昨日は本当に楽しかったな
次の日、私はテンションが高いまま登校した。
しかし、そのテンションも教室に入った瞬間とてつもなく低くなった。
何故かって？
それは、私がもの凄い視線を浴びさせられているからだ。
私はやっと現実に戻って来た気がした。
そうだ。
私、先週に超目立つ事しちゃったんだった…
しかも、男子テニス部のマネージャー、OKしなかったけ？
忘れてた…
…やばい。
やばすぎる。
さらに自分から目立ちにいくなんて。
昨日の私はどうかしてたんだ。
きっと。
…うん。
マネージャーは辞めよう。
基本的に二言はなしって決めてるけど、この場合は仕方ない。
この目立ちまくってる状況をさらに悪化させる訳にはいかないし。
今日の昼休みに屋上に行って断って来よう。
よし、そうしよう。
私はマネージャーの件を断る事を決意した。
幸「え？ダメに決まってるじゃないか。」
やっぱりそう来たか。
私は昼休みにまた部活の勧誘を振り切った後、屋上を訪れてそこに居た幸村にマネージャーを辞めたいと伝えた。
もちろん返事はNO。
予想はしてたけどね…
幸「柊さんは自分からマネージャーを引き受けると言ったよね。それを自分から蹴るなんてどうゆう事だい？」
幸村が黒く見える…
『それはいっときの気の迷いというか…』
幸「でも自分の発言には責任を持たないといけないよね。…という事でマネージャーよろしくね。柊さん。」
『いや、でも…』
幸「よろしくね。柊さん。」
『はい…』
幸村があまりにも怖くて私は反論出来なかった。
今の幸村を例えるなら……
魔王
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作者名：澪音 | 作成日時：2021年2月21日 18時
