検索窓
今日:1 hit、昨日:14 hit、合計:103,618 hit

5、意気投合 ページ7

Aside


現在、私はまだ屋上にいる。

それは何故かって?

私だって聞きたいよ。

こっちは覚悟しておけって言われて今すぐにでも逃げ出したいのにさ。

私の事いろいろ話せって言うんだよ?

面倒臭い。

まずまずなんで私なんかをマネージャーにしたがるのさ。

私、目立ってなかったよね?

私は勧誘された理由を考えていた。

幸「…柊さん?大丈夫?」

『大丈夫じゃないです。』

あなた達のせいで。

幸「そっか、大丈夫なんだね。」

大丈夫じゃないって言ってんじゃん。

無視しないでよ。

幸「じゃあ質問するね。質問したい事ある人いる?」

いや、私なんかに質問したい事ある人いないでしょ。

丸「はーい」

いたー

丸「お前なんで俺たちと話す時嫌そうな顔すんの?」

『目立つから。どうやらあなた達は女子に人気らしいからね。』

丸「えー、別にいいじゃねぇかよ。目立つくらい。」

『私は絶対に目立ちたくないの。』

私にとっては「目立つなんて」だから。

幸「他にはあるかい?」

柳「好きな本はなんだ?」

『私は○○さんの本が好きで…ってなんで私が本好きな事知ってんの?』

まさかストーカー!?

柳「いや図書室でいつも見るものでな。どんな本が好きか気になったんだ。」

そうゆうことか。

柳生「私も○○さんの本は好きですよ。特に○○という作品の主人公が推理する場面が…」

『分かる!あの作品って犯人が以外だから面白くて…』

柳「…ほう2人がそこまで言うのならば今度読んでみることにしよう。」

『柳はいつもどんな本を読んでるの?』

柳「俺は夏目漱石の本が好きだな。」

『私も好きだよ、夏目漱石!』

柳「!…そうか。では○○という作品は知っているか?」

『知ってる!あれはあの部分が……』


切「何話してるかさっぱり分かんないっス。」

丸「俺も分かんねぇぜ。」

仁「プピーナ」

幸「柊さんは本が好きなんだね。」

真「良い事だ。」



『……それで「キーンコーンカーンコーン」』

私はその時気がついた。

自分が熱心に本について語ってる事に。

『なんかごめん…』

柳「いや、お前の話が聞けて面白かった。」

柳生「えぇ、またお話しましょう。」

2人は目立つけど気が合うしな…

でも図書室ならほとんど人もいないし大丈夫か。

『ん、また話そ』

私はそう言って屋上を後にした。

6、校内鬼ごっこ→←4、男子テニス部の勧誘



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
213人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:澪音 | 作成日時:2021年2月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。