平凡を望む天才少女【テニプリ】 (ページ3)

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1、前後の席は不良？ページ3

Aside

今日は始業式。

正直、クッソ面倒臭いが初日から休むなんて目立つに決まってる。

それだけは絶対に避けなければいけない。

平凡ライフのために！

私は自分の平凡ライフを守るべく、学校へと向かった。

私は今年はB組だった。

友達もいないし何組でもいいのだがB組なのはありがたい。

B組は階段からもそんなに遠くはないからだ。

すぐに帰れるからね。

私は教室に着くと席に座って本を取り出した。

この作家の本、面白いんだよね。

私が本を読んでいると廊下から「キャー」と叫び声が聞こえてきた。

うるさいなー

もうちょっと静かに出来ないのかな。

叫び声にイラついていると私の前と後ろの席に人が座った。

すると前の席の人に声をかけられた。

？「お前、名前は？」

目を向けるとそこには赤髪の人が。

こんな人いたんだ。

不良っぽいし目立ちそうだから関わらないようにしよう。

『柊A。何か用？』

丸「いや、自己紹介しとこうと思ってよ。俺は丸井ブン太。シクヨロ」

不良っぽいのに以外と真面目なんだな。

『そう。よろしく』

軽く会釈をして目を本に向けようとしたら今度は後ろの席の人から声をかけられた。

しかたなく後ろを向くとその人は銀色の髪をしていた。

仁「俺は仁王雅治じゃき。よろしくのう、柊」

この…仁王だっけ？

仁王も不良っぽい。

しかも周りの視線を感じるし、もしかして丸井と仁王って本当に不良!?

だったら極力関わらないようにしよ。

『よろしく』

そう言うと私は前に向き直り、本を読み始めた。