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しばらくして皆と合流した。
場地くんは何故かげっそりしてたけど、
皆と合流してからまた元気になった。
ド「海だぁ!」
場「やべー!気持ちいー!!」
一「潮風サイコー!」
パ「おいもっととばせや」
三「しょうがねぇだろ!アイツがおせぇから」
マ「…」
「「「「マイキー!!!」」」」
佐野くんが所謂原付バイクに乗ってるせいで、
皆より速度が遅いらしい。
ド「マイキーよー、いつまで原チャ乗ってんだよ?総長だぜ?いい加減単車に変えろや」
「真一郎くんに頼めばいーのに」
マ「いいんだよ!俺の愛車バカにしてんの?バブの50ccモデルホーク丸だ!」
ド「いやいやどう見てもディオだろ…?バブにしか乗りたくねぇってゆーけどよ、譲ってくれる先輩もいねぇししょうがなくね?」
そんなにバブって珍しいのかーって思っていたら、
後ろからバイクの音がたくさん聞こえてきた。
『オイオイオイオイ!』
『マジか!?』
『特攻服着て原チャ転がしてるチビっ子がいんぞ!?』
『東京卍會?聞いた事ねーな』
『どこのシマで流してんだ?ゴラぁ』
紫の特攻服を着た集団。
こんなところにも暴走族いるんだ。
『ガキのママゴトなら地元でやってろや!ハマに来んな』
そのうちの1人がバイクを降りて私の方に来た。
『可愛いねーちゃんもいんじゃねーか!』
「…」
気持ち悪い。
『せっかく出会ったんだからよーその原チャブッ壊してねーちゃんと遊んでやるよ!』
マ「…俺のホーク丸とAに指1本でも触れたら…殺すよ?」
『あ?』
マ「…」
『…まぁえーわ』
佐野くんに睨まれた相手がビビってバイクに戻った。
『次ハマで流してんの見かけたら単車も全部燃やしちゃうかんな!』
『お勉強しとけ!』
そう言うと皆逃げて行った。
「はぁ」
マ「A大丈夫?」
「うん」
場「どうするよ?やっちまう?」
一「いーね!10人くらいなら瞬殺だろ?」
三「やめとけ、行っちまった」
パ「俺はバカだからどっちでもいーぞ」
ド「…全部原チャ乗ってるマイキーが悪い」
一「間違いねー!」
マ「は?何それ?」
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時