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それから少しして約束の海に出かける日が来た。
忘れ物がないか確認して私は特攻服を着た。
母「ほんとに暴走族なのねっ」
「似合う?」
母「お母さんの時の服もっと可愛かったよ」
「お母さんレディースでしょ」
母「ふふっ」
そして最近知った事実。
お母さんがレディースの番長だったこと。
通りで私が暴走族入ったって言っても驚かなかった。
「それじゃ行ってきます!」
母「はーい、皆によろしくね」
「うん!」
私はお母さんに挨拶をしてから家を出た。
場「ん、来た来た」
「ごめん場地くんお待たせ!」
場「いーよ」
今日は場地くんに2ケツして行くことになってる。
皆バイク乗れるけど私怖くて乗れないから。
場「荷物ここ入れて」
「はーいっ」
場「忘れもんねぇよな?」
「大丈夫!よろしくね!」
場「おう」
早速場地くんの後ろに乗ってヘルメットを着ける。
場「やっぱヘルメでかい?」
「ちょっとだけ」
場「お前顔小さいからなー」
「ん…これ着けれてる?」
場「ぷっ…ズレてるって」
「えぇ」
場「直してやるよ」
「うん」
場地くん意地悪なこと多いけど、
面倒見がめちゃくちゃ良い。
場「よし!行くぞ」
「おー!」
ヘルメットを直してもらい場地のお腹にしがみついた。
場「!」
「海〜」
場「(…デカ)」
途中で皆と合流する予定だった。
海楽しみだな〜!
「わー!!」
場「暴れんなよっ」
「大丈夫だよ!」
場「(てかくっつき過ぎだろ!!ヤベェ…)」
「風気持ちいいー!」
場「(集中できねぇーー!!)」
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時