今日:10 hit、昨日:14 hit、合計:18,514 hit
小｜中｜大
note 692 ページ43
***
マ「もう平気なのか？」
「うん」
エマちゃんが泣き止んでくれたので、
ご飯を食べているうちに帰ろうと思った。
マ「送ってく」
「んーん、大丈夫」
マ「えっ」
「大丈夫、エマちゃん見てて」
マ「いやでも…」
「佐野くん」
マ「！」
「エマちゃんを守るのも佐野くんの仕事」
マ「…」
玄関から出てこようとする佐野くんを私は押し戻した。
「泊めてくれてありがとね。服洗って返すから」
マ「A…」
「それじゃ」
マ「…うん」
佐野くんに手を振りながら私はすぐに佐野家を離れた。
「…」
改めて考えてみると、
自分の不甲斐なさに気付く。
佐野くんにも正直待って欲しかった。
こんな事で気持ちに気付きたくなかった。
「ははっ」
平然装ってたけど、
結構メンタルきてるなぁ。
やっぱり恋愛は苦手だ。
かと言って今更どうしようもない。
「これからどうしよう」
今まで通り普通にできるかな。
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月26日 3時
