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エ「ほんっっとにごめん!!!」
「もういいよー」
エ「だってこんな怪我までしちゃって…ごめんウチが余計なことしたばっかりに」
服が無かったので佐野くんの服を借りて
リビングに行くとエマちゃんがいきなり土下座してきた。
エ「ウチが悪いの!!だからマイキーのこと嫌いにならないであげて欲しいの!」
「…」
エ「お願い!!」
どうしていいか分からなかった。
でも佐野くんも申し訳なさそうな顔してた。
そんな顔されたら、
許すしかなくなるじゃんか。
「…エマちゃん」
エ「っ?」
「私は大丈夫だよっ」
エ「へ…」
「怒ってないよ。大丈夫」
エ「Aちゃん…ウチ…っ」
「おいでっ」
エ「うっ…Aちゃぁん…」
「よしよし…不安だったよねごめんね」
エ「うっ…ヒック…」
私は泣きじゃくるエマちゃんをそっと抱きしめた。
きっと罪悪感で潰れそうだったんだろうな。
エマちゃんを困らせたって、
ドラケンくんにど突かれても嫌だし、
ちゃんと優しくしてあげよう。
「よしよし」
エ「うぅ…」
「大丈夫…大丈夫」
エ「…」
もう全部許してあげよう。
私も悪いから。
マ「エマ」
エ「っ…マイキーも、ごめん…」
マ「んーん、俺こそごめん」
エ「うぅ…」
「よしよし…」
私はエマちゃんが泣き止むまで傍に居てあげた。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時