検索窓
今日:43 hit、昨日:14 hit、合計:18,547 hit

note 691 ページ42

***







エ「ほんっっとにごめん!!!」


「もういいよー」


エ「だってこんな怪我までしちゃって…ごめんウチが余計なことしたばっかりに」




服が無かったので佐野くんの服を借りて
リビングに行くとエマちゃんがいきなり土下座してきた。




エ「ウチが悪いの!!だからマイキーのこと嫌いにならないであげて欲しいの!」


「…」


エ「お願い!!」




どうしていいか分からなかった。
でも佐野くんも申し訳なさそうな顔してた。


そんな顔されたら、
許すしかなくなるじゃんか。




「…エマちゃん」


エ「っ?」


「私は大丈夫だよっ」


エ「へ…」


「怒ってないよ。大丈夫」


エ「Aちゃん…ウチ…っ」


「おいでっ」


エ「うっ…Aちゃぁん…」


「よしよし…不安だったよねごめんね」


エ「うっ…ヒック…」




私は泣きじゃくるエマちゃんをそっと抱きしめた。
きっと罪悪感で潰れそうだったんだろうな。


エマちゃんを困らせたって、
ドラケンくんにど突かれても嫌だし、
ちゃんと優しくしてあげよう。




「よしよし」


エ「うぅ…」


「大丈夫…大丈夫」


エ「…」




もう全部許してあげよう。
私も悪いから。




マ「エマ」


エ「っ…マイキーも、ごめん…」


マ「んーん、俺こそごめん」


エ「うぅ…」


「よしよし…」




私はエマちゃんが泣き止むまで傍に居てあげた。



















***

note 692→←note 690



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。