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note 686 ページ37

***








「痛いっ!!離して!!」


『おい暴れんな!』


『あははっ!』




駐車場の裏林に連れて行かれ、
若い2人から殴られた。


せっかく着せてもらった浴衣には血がついて、
帯はナイフで裂かれた。


木の下に座り込んで羽織を脱がせられないように
ずっとくるまっていた。




『威勢のいいガキだな』


『でも見ろよめちゃくちゃえろいぞ』


『だから言ったろ?』


『だな!』


「っ!」


『おい自分から脱げ。じゃないと殺す』


『ほーらほーらまた痛くなっちゃうよ〜』


「…」




悔しい…。
せっかくあんなに鍛えたのに。
今日に限って力が出ないし、
殴られてるから頭も痛い。


私は従うしか無かった。




『…すっげぇ』


『えろすぎ』


「…っ」




羽織を脱いだらもう下着しか残ってない。
こんな姿、人に見られたくない。




『あーめちゃくちゃ興奮する』


『わかるー』


「…」




でももういいや。
私が悪いんだ。


私がバカだから。
私が何も知らないから。




「っ…」




でも、ちゃんと好きだよ。




「あッ!」


『いい顔』


『んじゃいくか』




顔を掴まれ、
口を開けられる。


1人の大きいのが入ってこようとする。


私は静かに目を閉じ、涙を流した。


















***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時

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