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「…ごちそうさま」
母「A?もういらないの?」
「うん、筋トレするから」
母「え…」
姉「!」
父「…」
私はまたご飯を調整するようになった。
母「ちょっと、またA…」
姉「っ…真くんに相談してみるね」
父「何かあったんだろうな」
姉「うん…」
筋トレもたくさんするようになった。
「はっ…はっ…」
キックボクシングも頑張った。
「やぁッ!!」
『うお…また強くなったね社ちゃん』
「!…ほんとですか」
『うん!ねぇ大会とか出てみない?』
「そーゆーの興味無いんで」
『残念』
「続きお願いします」
『うん!』
ジムも通った。
竜「ん?社じゃん」
「ふぅ…」
竜「よぉ」
「!竜胆くん…」
竜「へぇ、それ持てるようになったのか」
「うん…」
竜「大丈夫か?なんかしんどそうだぞ」
「大丈夫!もっと強くなりたいから」
竜「へぇ…なら今度うち来いよ」
「え?」
竜「関節技教えてやるよ」
「関節技?」
竜「うん、寝技だけど俺得意だぜ」
「…それ覚えたら強くなる?」
竜「もちろん」
「じゃあ教えてください」
竜「おう」
「…」
現を抜かしていた自分を消し去りたい。
ただその思いが心を埋めつくしていた。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時