note 652 ページ3
***
「はぁ…はぁ…」
めちゃくちゃ急いで河川敷まで戻ってきた。
でも見る限り喧嘩は終わっていた。
むしろ皆散らばって私の名前を呼んでいた。
マ「Aー！！」
ド「どこ行ったあいつ」
場「おーい！！」
三「Aー！」
一「え、連れ去られてたりしてないよな…」
春「…」
パ「どこだー！！」
武「社さーーん！！！」
早く返事しなきゃ！
「皆ー！！！」
マ「っ！！」
ド「おっ！」
三「A！」
場「なんでそんなとこ行ってんだよー！」
一「ふぅ…ヒヤッとしたわぁ」
春「A…！」
パ「なんだ居んじゃん！」
武「社さん！(マジで焦った良かった…！)」
「はぁ…はぁー！ごめん、ホントごめん！！」
マ「バカ！！心配したんだからな！！」
「ごめん…敵追いかけてたら遠くに行っちゃって…」
ド「真面目か笑」
三「やる気は伝わったけどマイキーの言う通り心配すっからよ」
場「川に飛び込んだのかと思った俺は」
一「俺は連れ去られたかと…良かったー」
春「A気をつけてね」
パ「まーでも良かったな！」
武「ですねっ」
「皆心配かけてごめんね！でも勝ったね！」
ド「当然」
三「弱かったよな」
「うんうん！良かったさすがだよ！」
マ「良くねぇ！」
「げ…」
場「おっとー」
一「説教か？」
マ「お前、敵追いかけただけじゃねぇだろ」
「へ…」
武「え？」
マ「誰に会ってた。言えよ」
「っ！！」
パ「どういうことだ？」
マ「さっきそっち見に行ったらもっと近くで倒れてた奴いた。それに明らかにお前の殴りじゃなかった」
「…」
マ「誰に会ってた」
「…あ、はは…勘が鋭いよね…ほんと」
ド「！？」
三「え、マジで誰かと会ってたのか？」
「会ってたというか…連れてかれて…」
場「はぁ！？！？」
一「え！ごめん気づかなくて！大丈夫か！？」
「うん！全然大丈夫なんだけど…」
マ「誰だよ…！」
「えっと…黒川イザナって名前の人…」
マ「！！」
武「(イザナに！？もうこんなタイミングで！？)」
ド「なんか聞いたことあんな」
三「元黒龍に居なかった？」
春「居た」
パ「やべーじゃん！」
「で、でも逃げて来たから大丈きゃっ！！」
マ「うるせぇ帰んぞ」
「ちょ、佐野くん！！」
急に怒った顔で私は担がれ、
そのまま数人で佐野くんの家に行くことになった。
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月26日 3時
