note 668 ページ19
***
「ふぁっ…」
マ「どんだけ寝んだよお前笑」
「んぇ…ごめん…」
また寝てたみたいで起きたら佐野くんに怒られた。
マ「みーんな遊び行ったぞ」
「ん、佐野くんは?」
マ「お前寝てるからここに居た」
「…あ…ごめん」
いつの間にか佐野くんの上で寝てたのか。
なんか寝心地良かったと思ったら。
「気持ちよく寝れたぁ」
マ「満足そうな顔すんなっ」
「えへへごめんね」
マ「ふっ…体調は?」
「大丈夫だけど喉乾いた」
マ「ん、一虎買ってきてくれたよ」
「わぁ!後でお礼しなきゃ」
マ「ほら」
「ありがとう」
佐野くんがスポドリ開けてくれて、
私は一気にぐびぐび飲んだ。
「んー、生き返るっ」
マ「良かったな」
「うんっ」
マ「てか腹空かね?」
「え、減った」
マ「だよな。海の家行こ」
「うん!…あっ…」
マ「?」
佐野くんが立ち上がったので、
私も立とうとしたら足が痛い。
「…」
マ「どした?」
「足つってる」
マ「どっち?」
「こっち」
マ「しょーがねーな」
「!」
佐野くんが呆れながらだけど、
私のふくらはぎをマッサージしてくれた。
「っ…」
マ「どう?」
「ん、大丈夫…」
マ「ほんとか?」
「うん」
佐野くんマッサージも上手だ。
すぐに足が軽くなった。
何とか歩けそう。
「ありがと佐野くんっ」
マ「いーけど」
「ん?」
マ「(ほんといちいち可愛くてムラついてくるわ…)」
「なぁに?」
マ「…俺にもお礼くれ」
「えっ、じゃあ海の家奢るね」
マ「違うそれじゃない」
「?どれっん…」
マ「…」
近付いてきたと思ったらキスされた。
びっくりして目を開けると佐野くんと目が合う。
恥ずかしくて思わず閉じた。
マ「…(まーたえろい顔して…)」
「っ…」
マ「はいごちそーさま」
「…バカ」
マ「とか言うくせ嬉しそうだったけど」
「違うもん」
マ「かわいっ。ほら行くぞ」
「うん」
恥ずかしさが残る中、
佐野くんに手を引かれて海の家に向かった。
ド「(うわーまーたやってるわー)」
場「(陰だからってやんなよ…)」
一「(腹立つな〜!!)」
三「(普通にショック受けるからやめてくんねーかな)」
パ「ん?」
***
35人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時