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***







「ふぁっ…」


マ「どんだけ寝んだよお前笑」


「んぇ…ごめん…」




また寝てたみたいで起きたら佐野くんに怒られた。




マ「みーんな遊び行ったぞ」


「ん、佐野くんは?」


マ「お前寝てるからここに居た」


「…あ…ごめん」




いつの間にか佐野くんの上で寝てたのか。
なんか寝心地良かったと思ったら。




「気持ちよく寝れたぁ」


マ「満足そうな顔すんなっ」


「えへへごめんね」


マ「ふっ…体調は?」


「大丈夫だけど喉乾いた」


マ「ん、一虎買ってきてくれたよ」


「わぁ!後でお礼しなきゃ」


マ「ほら」


「ありがとう」




佐野くんがスポドリ開けてくれて、
私は一気にぐびぐび飲んだ。




「んー、生き返るっ」


マ「良かったな」


「うんっ」


マ「てか腹空かね?」


「え、減った」


マ「だよな。海の家行こ」


「うん!…あっ…」


マ「?」




佐野くんが立ち上がったので、
私も立とうとしたら足が痛い。




「…」


マ「どした?」


「足つってる」


マ「どっち?」


「こっち」


マ「しょーがねーな」


「!」




佐野くんが呆れながらだけど、
私のふくらはぎをマッサージしてくれた。




「っ…」


マ「どう?」


「ん、大丈夫…」


マ「ほんとか?」


「うん」




佐野くんマッサージも上手だ。
すぐに足が軽くなった。
何とか歩けそう。




「ありがと佐野くんっ」


マ「いーけど」


「ん?」


マ「(ほんといちいち可愛くてムラついてくるわ…)」


「なぁに?」


マ「…俺にもお礼くれ」


「えっ、じゃあ海の家奢るね」


マ「違うそれじゃない」


「?どれっん…」


マ「…」




近付いてきたと思ったらキスされた。
びっくりして目を開けると佐野くんと目が合う。
恥ずかしくて思わず閉じた。




マ「…(まーたえろい顔して…)」


「っ…」


マ「はいごちそーさま」


「…バカ」


マ「とか言うくせ嬉しそうだったけど」


「違うもん」


マ「かわいっ。ほら行くぞ」


「うん」




恥ずかしさが残る中、
佐野くんに手を引かれて海の家に向かった。




ド「(うわーまーたやってるわー)」


場「(陰だからってやんなよ…)」


一「(腹立つな〜!!)」


三「(普通にショック受けるからやめてくんねーかな)」


パ「ん?」



















***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時

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