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***







「…っ…」




意識が戻り、目を開ける。
体が重かったけどさっきよりだいぶマシだった。




場「でさ、コイツ自分でバイク蹴るんだぜ?」


マ「しょーがねーだろ?」


ド「さすがマイキー笑」


一「ウケるんだけど笑」


場「しかもそれあの族のせいにしてさ」


パ「それ面白すぎるだろ!」


三「相手ビビってたんじゃねそれ笑」




隣には佐野くんが居て、
ずっと私の頭を撫でてくれていた。
皆の笑い声にもホッとする。




マ「まぁアイツうざかったから丁度いいだろ」


場「だな。鏖には痺れたぜっ」


ド「次会って殺されるの自分達って情けねぇよな笑」


一「いい気味っ!」


マ「まぁ喧嘩イッチャン楽しんでたのAだけど」


場「今日もゲラゲラ笑ってたしなー」


三「あははっ」


パ「殺人鬼かよ」


マ「ふふっ」


「…」




楽しそうな声を聞きながら、
私は佐野くんの手を握った。




マ「!」


「…」


マ「A?」


ド「ん、起きたか?」


三「大丈夫?」


「…」




佐野くんの手握っただけなのに、
また安心してしまい眠くなって来た。
佐野くんも握り返してくれるから余計に。




マ「眠い?」


「…ぅん」


マ「寝てていいよ」


「…」


マ「えっ」


ド「出た」


場「久しぶりに見たなそれ」


マ「おーおー」




寝起きと寝る前は物凄く甘えたくなるせいか、
私はゆっくり起き上がって隣にいた佐野くんの膝に座った。


そのまま胸板に顔を押し付けてまた寝に入った。
ここが1番安心する。




マ「よしよし」


「…」


一「うわーイチャつきやがって」


パ「そんな寝方あるか?」


ド「A眠くなるとマイキー探しに来てよくこれやってるぞ」


場「ガキだよなー」


三「へぇ(羨ましい)」


マ「まーじで可愛い」


「…」


ド「良かったなー」


一「途中俺にも代われよマイキー」


マ「絶対やだ」


一「えー」


マ「てか俺じゃないとすぐ起きるよA」


一「なんだよそのセンサー!」


マ「ははっ!」


ド「(多分筋肉とかだろうなー)」


場「ほんと猫みてぇだな」


マ「だよなっ」



















***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月26日 3時

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