𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦306 ページ7
***
「いたぁぁいいっ！！！」
千「演技やめろマジで海にブン投げんぞ」
圧に耐えきれず、実は今朝コハクを追いかけたら千空と2人っきりでいる所を目撃してそのままアマリリスちゃんの家に上がり込んだ事を白状したところ、嘘つかれた事に怒った彼が思いっきりチョップしてきた。
「今までで1番痛い！千空のバカ！DV男！」
千「テメーが悪ぃんだろうがバカ女」
あまりの痛さにビックリして大声上げちゃったせいでみんなが心配した様子で私たちを見てきた。
ゲ「ちょっとちょっと何してんの〜」
「うぅっ」
千「バカ女教育し直してたとこだ」
ゲ「えぇ…？ゴイスーな悲鳴聞こえてきたんだケド」
千「コイツが大袈裟なんだよ」
「違う！千空がぁ」
ゲ「あらら。千空ちゃんやり過ぎダメよ？相手は女の子なんだから優しくしてあげないとっ」
千「コイツの場合ただ付け上がるだけだ。よく見ろ嘘泣きだから涙も出てねぇぞ」
「う…」
ゲ「ん〜でも嫌なもんは嫌だよねぇAちゃん」
「…」
ゲンさんの問いかけに私は全力で頷いた。
ゲ「たまには優しくしてあげなよ千空ちゃん」
千「俺はいつでも優しいわ」
「意地悪」
千「あ？」
「ひいっ！」
ゲ「あーらら」
千「ゲンもういい。それより外野どうにかしとけ」
ゲ「了解〜」
千「来いバカ女」
「ううぇ！？」
怒った彼にいきなり立たせられてそのまま腕を引っ張られる。
「どこ行くのー！」
千「黙って着いて来い」
「ンー！」
どうせまたラボカーだ。
でも今日という今日は甘々な展開じゃなくて
本当のお説教な気がする泣きたい…。
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年9月3日 21時
