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𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦305 ページ6

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千「いやどんだけビビってんだよ。気付かなかったのか?」

「か、考え事してたから!」

千「ホワイマンの事か」

「え…っ」

千「テメーの声聞こえてたぞ」

「うぇえ!?」



マズイ。
1人だとつい口で話しちゃうから…。



千「今回は何言われたんだよ」

「えーっと…」

千「つかホワイマン2号に話しかけんなって言ったよな」

「うん。でも今回のは禁止項目外だからって…」

千「何の件だ?」

「…石化光線」

千「!」

「今度から石化光線使う時は私のエネルギーが必要だからねって言われただけ」



彼を心配させないようにとりあえず顔の横で手をパーにして可愛子ぶった。ふざけてると思われた方がお互い楽でしょ。



千「ドラクエで言うとこのMP消費みてぇなもんか」

「多分。でも使い過ぎたら死んじゃうんだって」

千「そりゃそうだろうな。分かってっと思うが絶対使うなよソレ」

「うん」



私が頷くと彼はそのまま私の隣に座り込んだ。



「わっ!」



何人か船上に居るけどお構い無しに
彼は私を自分の膝に乗せて座らせた。



「?」

千「あー…」



そして後ろから私の背中にもたれかかってきた。



千「休憩」

「!…ふふ、お疲れ様」



しっかり私の背中にしがみついて来てなんか可愛い。
てか私で休憩してくれるの可愛すぎる…!



千「…」

「よしよし」



ちょうど頭が私の肩ら辺に収まっていたので、
そっと髪の毛を撫でてあげた。
そしたら気付いてその手を握ってくれた。



「眠たい?」

千「んー」

「昨日あんまり寝てないもんね」

千「…」

「良いよ今日は私の背中貸しますっ」

千「あーあんがと。でもなんで寝不足なの知ってんだ」

「アッ…」

千「…」



…助けて誰か助けて。
しくったまたやってしまった!!



「スゥ…ネムソウダッタカラ」

千「嘘つけテメー」

「ホントデス」

千「おいホントのこと言えよ」

「ムグッ」



後ろから彼の片腕はお腹に回りガッチリホールドされ、もう片手でまた頬を掴まれる。



千「テメーもしかして」

「…」



カタカタと子犬のように震える私に対して真横からジト目でガン見してくる彼。怖すぎて死ぬ。







***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年9月3日 21時

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