𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦345 ページ46
***
ニッキーと一緒に人集りが出来ている場所まで来た。
皆の前にはいかにも作戦本部って感じの巨大なドームが建っていた。
「すごっ…！」
仁「これ2人で作ったの凄すぎないかい…」
「手芸の天才と物作りの天才がタッグ組んだからねぇ。にしても予想軽く超えてくるのには毎回驚きだよ…」
仁「ほんとその通りだね。とりあえず皆中見てるみたいだから私らも行ってみようか」
「うん！」
ゾロゾロと中に入っていく皆の後ろに並び、
私達もドームへと入った。
「わぁあっ！！」
仁「な、なんだいこれ…」
中にあったのは天井から吊るされた超巨大地球儀。
それぞれの位置に立体的な建物の模型があって、
博物館とかにあってもおかしくないレベルだよそれ。
千「凝りすぎだろテメーら…」
地球儀の手前に立って居た彼もさすがにドン引きしていた。
杠「模型作りもちょっとハマってきた！」
杠ちゃんとカセキおじいちゃんはずっと目を輝かせている。余程楽しかったんだろうなぁ。
ゲ「手芸とかパズルとか根本的に地道なの好きなのね杠ちゃん」
龍「いや重要だぞ！目的を可視化させ皆の意志を一つにするためにな！！」
龍水くんの言う通りだ。
それになんか夢があっていいよねこういうの。
ク「なんだこれ街…？」
龍「超合金が気になるな！！欲しい！」
ゲ「目がワクワクしすぎ…」
「あっ」
よく見るとアメリカの位置にも街ができてる。
もしかしたらまたアメリカに行ける日が来るのかな。
だったら…。
「師匠に会えるかも…！」
仁「なんか言った？」
「あ、いや！なんでも！」
もしもの話だからあまり期待してないけど、でもあの師匠と師匠の友達なら絶対復活してそうな気がするんだよね。
「ふふっ」
会えたら良いな。
いや…会いたいな。
アメリカに行ったら探しに行こう、絶対に。
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年9月3日 21時
