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𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦336 ページ37

***







その日の夜。
彼は極力私の傍に居てくれるようになり、
私は女の子たち以外との接触が減っていた。



仁「A、ほらこれも食べな!」

「ん〜!」



今日はニッキーに誘われて一緒に夕飯を食べている。
ニッキーは私的に杠ちゃん(変な発作起こさなければ)の次に信用できる女の子だから安心安全。
彼もニッキーならって事でどっか行っちゃった。



「美味しいねニッキー!」

仁「うん。というか、フランソワって女子力の塊だよねぇ…」

「ねー、フランソワさん何でも出来ちゃう。一家に一人フランソワさん欲しいよね」

仁「分かる!まぁそんなフランソワの主人は…」



龍「フゥン…こっちだ!!」

ゲ「残念コッチでした〜!」

龍「いいやゲン。今貴様が小細工したのが見えたぞ」

ゲ「え〜証拠ないでしょ〜」

龍「はっはー!証拠ならここにある!!」

ゲ「げ!」

フ「龍水様のご命令でゲン様のお手もとを撮影致しました」

ゲ「いやそっちのがイカサマでしょジーマーでー!!!」



仁「ぶっ飛んでるよねぇ」

「お金持ちの考え分かんないや」

仁「あはは!まぁ確かにね。ほらAここ付いてるよ」

「んむっ」



ニッキーに口元を指で拭われる。
なんか私最近付け残し多い気がする…なんで?



仁「ほんっと可愛いねぇあんたは」

「!…えへへ」

仁「あ〜癒される!ほらもっと食べな食べな!」

「ふふっ、ニッキーお母さんみたい」

仁「あんたみたいな美少女産めたら絶対溺愛しちゃうよ」

「あはは!可愛がってねニッキー!」

仁「もちろんさっ」



ニッキーに笑いかけると自分の顔を両手で掴んで悶えていた。ニッキーの反応の方が可愛くてずっと見てられる。



羽「あれ?2人ともまだご飯食べてたんだ」

仁「ん?あぁ羽京かい」

「モグモグ」



そこへひょこっと羽京さんが現れた。
私はご飯を食べながら親指でGoodポーズを出した。



羽「2人というか主にAかっ」

「あれニッキー全部食べたの?」

仁「あぁ!」



ニッキーは笑顔で私に空のお皿を見せてきた。



「やばやば…」



ニッキー、私が食べ終わるの待っててくれたのな。
だとしたら申し訳ないと思い急いでご飯をかき込む。



羽「A慌てて食べたら喉詰まっちゃうよ?!」

「モグモグ」

仁「目が本気だねぇっ」










***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年9月3日 21時

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