𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦328 ページ29
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あっという間に杠ちゃんはもう1着新しい服を作ってくれた。
「ふふん似合う？」
杠「キャー！似合ってるよ〜！」
千「オイオイ…」
杠ちゃん結局我慢ギリギリ出来なくて、
黒のロングワンピースにスリット入れて来た。
彼は勘弁してくれって顔してたけど、
さっきより反発しなくなったからセーフなのかな？
「ありがとう杠ちゃん！」
杠「いつでも言ってね可愛い服たくさん作ってあげるから！」
「うん！」
千「まともな服作れ…」
杠「んじゃさっきの服は寝巻として使ってね？」
「うん！これも大切に着るね！」
杠「うんうん！なんならそこにいるAちゃん大好き千空くんと寝る時にでも〜」
「えへへそうしよっかなぁ」
千「マジで言いてぇ放題だなテメーら…」
ダルそうな顔をする彼の腕にしがみつくとそのまま手を握られた。
杠「さて！私もそろそろ千空くんに頼まれた仕事しなきゃね！」
千「！…あーよろしく」
「私もお手伝いするよ？」
杠「んーん大丈夫だよ！カセキ大先生とやるから！」
「あ…そうなんだ…」
私もそろそろ何かお手伝いしなきゃな。
「…」
千「テメーはフランソワの手伝いだバカ女」
「えっ？フランソワさんの？」
千「シュトーレンがアホ程大量にいんだよ。今フランソワ1人でやってっから手伝って来い」
「うん！それなら任せて！」
料理なら役に立てる！
それにフランソワさんのお手伝いだから嬉しい。
「私早速行ってくる！」
千「あー怪我すんな。無理すんな。なんかあったらすぐ言え」
「うん！」
千「行ってこい」
「はぁい！行ってきます！」
私はフランソワさんの居る場所を聞いて急ぎ足で向かった。
千「…」
杠「ふふ、何だか最近やけに過保護だね千空くん」
千「！…司が起きたからな」
杠「え？司くんの関係あるの？」
千「アイツAの事好きだぞ」
杠「エッ！？そうなの！？」
千「目の前でCO食らったからなー」
杠「わぁお…本当にモテるなぁAちゃん」
千「まさに油断大敵だ」
杠「確かに千空くんが一生懸命になるのも分かるなぁ…」
千「だから変な服作んな！」
杠「変じゃないよ！それに千空くんも可愛いって思うでしょ！」
千「…アイツは何着ても可愛いだろ」
杠「へ…」
千「じゃーな。頼んだの忘れんなよ」
杠「え、あ、うん…(ついに自分から言ってきたね！？何この展開超燃えるよ！あー！本当に漫画みたいな推しカップル最高！)」
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年9月3日 21時
