𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦327 ページ28
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「杠ちゃん、この服は寝巻きにするよ」
杠「えぇっ!」
「あんまり千空困らせたくないから」
千「超今更発言過ぎねぇか…」
「ならこのままでもいーの!?」
千「却下!」
「というわけなので…」
杠「はぁ残念…まぁAちゃんのお願いだから作り直すよぉ」
千「俺の意見も聞きやがれ」
杠「いつも聞いてるでしょ!」
「ソーダソーダ」
千「…」
「あぅっ…また…」
千「テメーが威張んな。大体テメーがもっと不細工で気に止まんねぇ奴ならこっちだってこんな抗議しねぇわバカ」
「いひゃあ!!」
彼に片方の頬を抓られた。
杠「おやおや〜?それってつまりAちゃんが可愛くて可愛くてしょうがないってことかねっ」
千「うっせさっさと作って持って来い」
杠「うわー人使い荒いな!」
「せんくうわたひのことふきふぎ!」
千「杠コイツの口塞いどく紐も作っとけ。黙らせる」
杠「それはさすがにやり過ぎだよ…」
「んやっ」
杠ちゃんが早速作業に取り掛かってくれる。
その横で私は彼がもう片方の頬を抓ろうとするのを阻止していた。
「ねー!いひゃい!」
千「ククク」
「このー!」
仕返しに私も彼の頬を抓る。
傍から見ればただの子どもの喧嘩だ。
杠「(微笑ましいねぇ)」
千「(コイツの顔もっと不細工にすれば万事解決)」
「はにゃへー!」
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年9月3日 21時