𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦296 ページ47
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「…良い匂い」
彼が作ったというシャンプーとコンディショナーを分けてもらって水浴びして来たけど髪の毛サラサラになったし甘くて良い匂いがする。
私髪長いから乾かすのめちゃくちゃ時間かかっちゃったけど、乾いた後はもう最高。
ス「Aの髪の毛とっても綺麗なんだよー!」
「ありがとうスイカちゃん!」
スイカちゃんにも手伝ってもらっちゃった。
たくさん褒めてくれるしやっぱり素顔可愛すぎてキュンキュンする。
ス「なんだかお話しに出てくるお姫様みたいなんだよ」
「そんなに褒められると照れちゃうよっ」
ス「ホントなんだよ〜!」
「あ〜スイカちゃん好き!」
ス「えへへっ」
愛おしさが爆発してしまいスイカちゃんが用意してくれたお布団の上に2人で寝っ転がりながらハグをする。
ス「それにしても千空遅いんだよ?」
「ね、何してるのかな」
ス「スイカ、Aにぎゅってされてると暖かくて眠たくなるんだよ…千空来る前に寝ちゃうんだよ」
「可愛い…!良いよスイカちゃんいつでも寝て?」
ス「んんん」
可愛い可愛い可愛い可愛い。
眠たそうに目を擦ってるのも全部可愛い。
眠たくなるのは安心してる証拠だよね?嬉しい…。
ス「ふぁっ」
「よしよし」
ス「んー…よしよし、だめなんだよ…寝ちゃうんだよ…」
「良いんだよスイカちゃんたくさん寝て?明日もがんばろうね」
ス「ん〜」
心と体が追いついていないのか、
スイカちゃんは一生懸命眠気と戦っていた。
私はそんなスイカちゃんの頭を優しく撫でてあげた。
ス「ぅう…」
「よしよし」
ス「…」
我慢してる姿が可愛すぎて無理。
私の服ぎゅっと掴んで離さないの。
「可愛いねぇ…スイカちゃん」
ス「ん…」
「よしよし」
ス「…」
背中をトントンすると更に眠気が襲って来たようで、
私の胸元におでこを押し付けたまま動かなくなってしまった。
「ふふっ」
手先だけはまだ動いていて私の服を弄った後、
私の二の腕と下乳を行き来しながら触って来た。
まだまだ甘えたりてないのかなぁなんて思って、
少し昔の自分と重ねてしまった。
私にもこんな風に誰かを求めた時期があったな、
なんて思い出しながら。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年8月20日 10時