𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦289 ページ40
***
ア「可愛い〜！！」
杠「可愛いー！！」
「…」
この反応を見るとどうやら完成したようで。
「杠ちゃん、このスカートの長さだと千空先生から生徒指導室に呼び出し&お説教されます」
杠「私もこの長さだったってゴリ押すから任せて！」
「えぇ…」
ア「それにしても可愛いわぁ〜！飾っときたいくらい！」
「私はお人形じゃないよ！」
杠「でもあだ名お人形さんだったよね？」
「私初耳だよそれ。裏でそう呼ばれてたの？」
杠「うん。みんな可愛いって言ってたし」
「ンー…あんまり嬉しくない」
ア「あらら、なんかごめんね？」
「んーん大丈夫」
やっぱり自分の知らないところで色々言われてたんだな。
なんか悲しい、いやもう過ぎた事だけど。
ア「てゆーかAちゃんの足どうなってるの？」
杠「美脚だよね！お尻も小さいし」
ア「完璧過ぎて言葉失いそう…」
「たまたまだよ」
ア「え、太ってた時期とかないの？」
「あるよ！幼少期は丸かった気が…」
ア「めちゃくちゃ昔の話！？」
杠「誰でも丸い時期だよーそれはー」
「というか何キロから太ってる判定なの？」
ア「人によるけどプヨプヨしてたらかな」
ア「うんうん」
「今もぷよぷよだよほら見て」
自分のお腹の皮を摘んで見せた。
ア「皮伸ばしてるだけじゃない！」
杠「やること可愛いねぇ…」
「？」
皮は皮でもプヨプヨの皮なのに。
これは違うのか。
ア「まぁとにかく可愛いAちゃんが完成したという事で私は満足しました！」
杠「アマリリスちゃんずっとAちゃんにメイクしたいって言ってたもんね」
ア「だってこんなに可愛いのよ！試したくなるわよ！」
「…」
杠ちゃんに貸してもらった鏡を見てるけど、
アマリリスちゃんのメイクテクなかなか凄い。
私も参考にしないと。
ア「これで愛する彼のハート鷲掴みね！」
「ヘッ！」
杠「ふふふ…」
ア「確か明日この島出るんでしょ？その前に2人っきりでデートとかしたら〜？」
「い、いや…それは…彼忙しいし！」
杠「千空くんAちゃんから誘われたら嬉しいと思うけどなぁ〜」
「絶対ナイ！」
杠「ある！」
ア「あるわよ！」
「うっ…」
結局2人の圧に負けて、
私は夜彼とデートする事になったらしい。
(予定全部2人に決められた)
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年8月20日 10時
