𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦277 ページ28
***
「…YES」
千「！」
「お前と取り引きするです」
千「クク…後で取り消しはナシだからな」
「お前こそ、絶対に私の要望を叶えるです」
まさかのYESだった。
こんな簡単に答え出すくれぇだからな、
100億％メンドくせぇ要求なんだろうな。
千「そんで、テメーの要望は」
「2つあるです」
千「2つかよ」
「1つは定期的にお前方の情報提供をするです」
千「ホワイマンにチクる用か？」
「NO。これは私の要望であって、仲間の要望では無いです」
千「へぇ」
「私の大きな要望は2つ目です」
千「あぁ」
「私は今日この人間にある事を教えて貰ったです」
千「コイツからか？」
「YES」
うわコイツ絡みの要望とか絶対ヤベェのしかねぇだろ。
「どうやらお前は、人間関係にあまり興味無いです」
千「俺の事言ってんのか？」
「YES」
千「ンー人間関係っつうか恋愛だけはマジで興味ねぇ」
「ふっ」
俺の答えにホワイマン2号は耐えきれず笑った。
「あはは！」
千「あ"？」
「お前…この人間と恋仲でありながら、そういった部類に興味が無いです」
千「マジでねぇ。んでもコイツは別なだけだ」
「この人間がそんなに特別なのです」
千「…そーゆー質問クソだりぃから聞くな」
「ふっ…」
千「あ"ー！んで何だよ要望は！早く言え」
ホワイマン2号は笑うのを止め、
俺の目を真っ直ぐ見てきた。
「お前、この人間と仲間を作るです」
千「…？」
今度は俺が何言ってんだコイツの顔になる。
仲間ってのは今の仲間の話か？
千「んなもんとっくに出来てんだろ」
「NO」
千「いやNOって言われてもな」
「仲間は出来てないです。この人間の生殖機能に新たな反応はないです」
千「……ン？」
「？」
生殖機能？
千「テメー今生殖機能っつったか？」
「YES。この人間にはまだお前の仲間は成されてないです」
千「あ"！？」
仲間って…ハァ！？
コイツガキの話してんのか！？
千「て、テメーまさかとは思うがガキの話してんのか！？」
「？…あぁ、私の言い方が悪いです。YES、"子供"…とこの人間は言っていたです」
千「…」
ビビり過ぎて軽く失神するとこだったわ…。
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年8月20日 10時
