𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦272 ページ23
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龍「はっはー!俺たちは新世界で空の星までも欲しがろうというわけだ!」
ク「…ヤベー科学、マジでヤベー…!!」
大「ロケット作りなら千空の専門じゃないか!よーし何が必要なんだ千空!」
千「世界中から素材かき集めんぞ!新世界月旅行プロジェクトスタートだ…!」
みんな科学の話で盛り上がっているみたい。
月にホワイマンが居るって事は、
ソレも月と交信してたって事?
『お前には教えないです』
「ちぇっ」
『それにしても、あの人間。何者です』
「千空のこと?」
『YES』
「んー、科学オタクだよ」
『あの人間をもう一度石化させて何年後に目覚めるのかもう一度検証したいです』
「そんな事しないで」
『今はしないです。あの人間…なるほど…"石神千空"』
「!」
それが初めて人の名前を呼んだ。
びっくりしてポカンとしてしまった。
「なんで名前分かるの?」
『お前の記憶から抜き取ったです』
「うわ、最低」
『黙るです』
でもソレが人間に興味持つなんて。
よっぽど月に仲間がいるのバレて焦ったのかな。
『お前』
「ん?」
『石神千空と親しくなる事を許可するです』
「エ??」
何その彼氏紹介した時のお父さんみたいな反応。
「なんで千空だけ?」
『教えないです』
「でた…」
まぁでも、私としても彼と親しくなるの大歓迎だから、
それはそれでありがたいけど。
千「Aー」
「あ、呼ばれた」
『(石神千空…)』
話し終わった彼に呼ばれ私は食べ終わったお皿を持って彼の所に向かった。
千「全部食ったか」
「うん!」
千「んじゃ片付けてこい。先行ってるわ」
「はぁい」
やば!気抜き始めたら彼の心配とか優しさにまたキュンとしそう…。
『お前、チョロすぎます』
「好きは知らないのにチョロいは知ってるの…」
変な生き物。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年8月20日 10時