𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦262 ページ13
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龍「はっはー!無粋だぞ貴様ら。根拠無き考察はただの妄想だ違うか?ホワイマンは敵意があるのだ。必ずまた接触してくる、いずれ必ずボロを出す!」
杠「ワァオこのタイミングでティータイム」
ゲ「大っきすぎるでしょ…」
『あの人間は不思議なことを言うです』
誰もあなたたちの正体知らないんだからそう思うでしょ。
『YES。しかし仲間の考えが変われば、基本的には私も変わるです。ただ本来の目的は同じです』
目的…そういや目的は何なの?
『無能なお前には教えないです』
「…」
『そう言えば、お前のコントロールが少しできるようになったなったです』
「っ!!」
『例えば、このように』
コハクの隣に立っていただけなのに、
突然物凄い吐き気に襲われ私は通信室を出た。
コ「A…?」
喉の奥から胸元まで焼けるように痛い。
「ゲホッ…」
我慢出来ず思いっきり咳をした。
手で口元を押さえていたら何か手に着いている感触。
「えっ…」
口からダラダラと溢れ出す血。
私は吐血していた。
「なに、これ…」
『お前の首を通る管を破裂させたです。人間の構造は複雑ですが面白く脆い』
「あ、あぁ…!!」
『もう少し観察したら治すです』
「ふざけないで…っ」
声を出すとますます悪化する。
急いで近くにあった布で口元を押えるけど、とんでもないスピードで手に持っていた布が血に染っていく。
「ハァ…っ」
不安から動悸がし始め目が揺らぐ。
コ「A!!」
「っ!こ、はっ…」
コ「は…なんだその血は!?」
私を追いかけてきたコハクに見つかり酷くショッキングな顔をされた。
コ「誰か来てくれッ!!!」
「っ…」
コ「Aどうしたのだ!?何者かに攻撃されたのか!?」
話せずただ血に染った布を必死に押える。
『…そろそろです』
「あっ!」
また急に視界が揺らいだと思うと喉の痛みが無くなった。
「…」
ふざけてるこんなの…。
急に大量の血が流れたせいで目眩がする。
『興味深いです』
「…」
次やったら彼に頼んで心臓に直接酸素ぶち込んでやる。
『NO』
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年8月20日 10時