𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦261 ページ12
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「はぁっ…!」
『さすがあの人間。よく気付いたです』
ゾクッと体が震える。
ア「ダメ!!石化装置を…」
千「あ"ー分かってる死んでもスピーカーと近づけんじゃねぇぞ」
コ「!」
心臓がモヤモヤする。
変な感覚に冷や汗が出る。
「うっ…」
コ「A!?」
「大丈夫、大丈夫…」
こんなに持ってかれそうになったのは初めてだった。
フラフラしてる私を見てコハクが支えてくれた。
龍「フゥンついにホワイマンのスタンスがはっきりしたな。俺たちを滅ぼそうとしているこれは明確な攻撃意思だ!」
ク「わっけわかんねぇなんで通信で…」
ゲ「ふざけすぎでしょ12800000mとか!なんなのそのクソデカドイヒーの具体的すぎる数字…」
千「12800000mは地球の直径だ」
彼の言葉にみんなシンと静まり返る。
羽「…いやそれより問題はそこじゃない、そこじゃないんだ」
千「あ"ぁ」
羽「…この声は千空君の声だ」
「「「!!!???」」」
千「唆るぜこれは…!!」
確かに一瞬それっぽく聞こえたような気がした。
すぐ離されたから不確かだけど…。
ア「怖い怖い怖いなんか私鳥肌立った…」
ス「どどどういうことなんだよ!?さっきしゃべってたホワイマンは千空なんだよ…!?」
ク「んじゃここにいる千空は誰なんだよ?」
大「それは違うぞ!千空が悪い奴のはずはないからな!」
ゲ「なんて雑で清々しい理論…」
「…」
あなたたちの仕業なんでしょ。
『YES』
「…」
分かっててもみんなに伝えることが出来ないもどかしさ。
大「録音じゃあないのかスマホとかの!?」
千「あ"ー残念ながらスマホはねぇしこんなセリフ録った記憶も100億%ねぇよ」
色んな議論や疑問が湧く中、
ソレは私にこう言った。
『いつかお前も、騙されるです』
「…!」
『仲間はあらゆる手を使うです。特にお前は私と繋がってるです、あの声を私が聞き、波長を合わせれば簡単に私は発動するです。お前の意思とは関係なく』
「…そんなこと、させない」
コ「ん?」
『私もお前を何度も導くです』
「…」
背筋が凍る話だ。
自分の危険度が一気に跳ね上がった気がする。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年8月20日 10時