𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦260 ページ11
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「!」
通信室に戻ろうと船上を歩いているとみんなそれぞれ楽しそうに盛り上がってる姿が目に入った。
陽「ウェエエイ!」
陽さんが持ってるのコーラだ。
私も飲みたいけどラテ飲んじゃったからなぁ、
また今度にしよう。
銀「飲もうよぉお科学チームも!」
ス「頑張りすぎなんだよ…!」
「?」
銀狼とスイカちゃんの横からひょこっと通信室に顔を覗かせた。
ク「来たァア!来たぜ電波!」
カ「直っちゃったわーい通信装置!」
銀・ス「「おおおおおおお!!」」
「はやっ!」
千「んだから聞こえねぇだろテメーらはよ!」
2人が大声出し過ぎて彼に怒られてた。
彼はどうやら拠点のルリちゃんと電話繋いでるみたい。
千「あ"ー聞こえてっかルリ?」
ル『!…千空!ああよかったようやく繋がりました!!』
千「楽しい思い出話は後だ。用件あんだろ言え」
ア「ええ〜…スッゴイ島でいろいろあっての元奥さんに久々でしょ?いいのあんなんで…」
コ「あれが千空だ」
「…」
ちょっとちょっと、もう彼は私のなんだからね。
そこんとこ忘れないでよねみんな。
ル『千空あなたが不思議な通信を…』
ルリちゃんが彼に言葉を返してる最中だった。
【ザザッザァァ】
「…!」
『電波受信中』
えっ…。
羽「!!通信が遮断された!別の強力な電波で…」
ゲ「別のって!俺ら以外に人間いないはずなんだから、それってもう…」
「…」
『電波受信完了』
ヤバい。
なんか来るって言うのはもう察してる。
『YES。これから仲間がお前方にメッセージを送るです』
「…」
『お前、あのスピーカーの近く行くです』
なんで。
『仲間が、それを望んでるです』
嫌な予感しかしなかった。
龍「モールス信号か!?」
千「…いや違う、人間の声…?」
「…」
千「!…Aバカかッ!!」
「えっ」
完全に無意識だった。
いつの間にかスピーカーの前に立ってしまっていた。
千「こっち来い!!」
「きゃっ!」
彼に無理矢理腕を引かれスピーカーから遠ざけられた瞬間、不気味な声が聞こえて来た。
【12800000m1second】
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年8月20日 10時