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𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦6 ページ7

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「杠ちゃんだぁ良かった…!!」

杠「本当に良かった…無事だったんだね…!」



突然の杠ちゃんとの再会に私が号泣してしまい周りをザワつかせてしまったので2人で外に出て話す事になった。
私は杠ちゃんに抱きついたままずっと泣きっぱなしだ。



「どうしてここにいるの?」

杠「色々あってここに居るんだけど…Aちゃんも復活者に選ばれたんだね」

「うん、そうみたい…あれ、大樹くんは?」

杠「彼も無事だよ」

「う…良かったね…」

杠「うん、でも…」

「…?」



杠ちゃんが私を抱きしめながら小さく呟いた。




杠「千空くんはここには居ないの」

「!…あ…えっと…なんで、彼の名前が…」



あれ私杠ちゃんに彼の事話してたっけ。
誰にも言ってなかった気が…。



杠「Aちゃん分かりやすいから千空くん好きな事くらい分かってたよ」

「へ…」



そう微笑む杠ちゃんに対し私は顔が爆発しそうなくらい赤くなった。



「う、うそ…そんな、あれ…」

杠「多分だけど千空くんも気付いてたよ?Aちゃんが自分に恋しちゃってるって」

「ま、待って、それはホントに、恥ずかしい…!」

杠「ふふっ」

「うーなんで…」

杠「それにきっと千空くんも…ってこれは言わない方がいっか」

「ねぇどうしよう!てか彼は!?」

杠「千空くんなら生きてるよ。でもこれは内緒にしてね」

「内緒?」

杠「そう…ここのトップの司くんが千空くんを殺そうとしたの」

「!?」

杠「だから今千空くん死んだ事になってるの、下手にバラさない様に気を付けてね」

「そう…なんだ…」

杠「うん。絶対に生きて千空くんと会おうねAちゃん」

「…うん!」



どうして司くんは私にあんな事を言ったんだろう。
彼の事知ってたのに嘘ついたの?それに殺そうとしたって…。
もう何が目的かも分かんないし彼が生きてるなら絶対に殺させない。私が何とかしてみせる。







***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年5月28日 23時

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