𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦32 ページ33
***
そして私達は作戦を開始した。
奇跡の洞窟の前に戦車と戦士達が配置された。
「よし」
ちなみに私も戦士側。
千「テメーなんでそっちにいんだよ」
「ん?私戦えるよ」
ゲ「えぇっ!か弱そうな女の子にしか見えない…」
「あはは!見てて見ててっ」
実は、誰にも言ってないんだけど、
アメリカにいた頃ボクシング習ってたんだよね。
対動物とかは無理だけど、対人くらいなら大丈夫!
コ「ほう!お前も戦うのか!」
「うん!頑張るよー!」
金「無理はするなよ」
銀「僕が守ってあげてもいいよぉ〜!」
「ありがとっ」
銀「キャー!カワイー!!」
コ「どっちが女か分からんな」
千「…ペッ。あーテメーら、奇襲キメても敵が衝動的に「やべぇ逃げてぇ!」ってパニクってくれんのは最初の20秒間だけだ。それを過ぎたら敵も冷静になって反撃が来る」
コ「皆腹を括れ!この20秒で全人類の運命が決まるのだ…!!」
コハクの声に合わせて戦車から火炎弾が発射された。
大「A!お前は俺の後ろから来い!」
「うん!」
私は大樹くんの後ろになるような形で奇跡の洞窟に突っ込んだ。
『奇襲だー!!クッソ!』
殺さない事が絶対条件。
大「ふん!!」
コ「大樹!」
銀「カーボンの盾!」
大樹くんが先行して敵の攻撃を防いでくれた。
『いや当たっただろが頭にも!』
『なんちゅうタフさ…!!』
大「心配するなー!攻撃は先頭で俺が全て受け止める!人を殴るのは悪いことだー!!」
『『何言ってんだコイツ戦闘中に!!?』』
「あはは…」
今から殴ろうとしてたから気が引けるけど、
やらなきゃこっちがやられちゃうからね!
「はぁッ!!」
『うぐっ!?』
「ふんっ!!」
『ぎゃああ!!!?』
大「おおお!!凄いなA!」
「でしょ!私強いんだよ!」
コ「やるではないか!」
「えへへっ」
戦闘中でも褒められるのは嬉しい。
もっと頑張るぞと意気込んだ瞬間、
後ろで何かが崩れる音がした。
「あっ!戦車が!!」
彼が乗ってる戦車が罠に引っかかって潰れていた。
私はすぐに助けに向かった。
千「マグマテメーの出番だ…!」
マ「偉そうに指図すんじゃねぇ!お願いしますだろが!!」
戦車の前には秘密兵器を持ったマグマさんの姿。
「千空!クロム!マグマさん!」
千「テメーも来いA!」
「うん!」
***
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年5月28日 23時