𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑦31 ページ32
***
次の日。
彼の言っていた通り戦車が完成した。
千「楽しい紙工作戦車の爆誕だ!唆るじゃねぇか…!!」
完成した戦車に誰よりも興奮していた彼は
ちょっと可愛かった。
ゲ「撃てるのこんな大砲!?火薬もないし…」
千「皮製のラプチャーディスクを使う!」
ゲ「ラプ…なに??」
千「水をブクブク電気分解しまくってわき出た水素&酸素ガスが破裂板をパンッパンに膨らましたら着火すんだよ!」
ク「おうなるほどな!今の仕組みは俺でも分かったぜ!って1発撃ったら破けて終わりじゃねえか!」
千「あ"ーそれでいいんだよ。戦車でドカーン!来たら現代人なら一発で100億%戦意喪失だ」
ゲ「あーそれはたしかに…」
コ「犠牲者を出さずに制圧となると勝負はその最初の砲撃直後、電撃速攻が全てだな…!」
千「あぁ、奇跡の洞窟争奪戦。戦闘開始わずか数十秒に科学王国の全兵力を投入する!そんでもって…奴が必要だ!チートパワーのタフネスNO.1男がな…!」
「「!!」」
彼がそう言うと森の奥から誰か歩いてきた。
コ「不思議だ。初めて会うのに私は君の名を知っているよ大樹…」
大「ふっ」
杠「!」
「杠ちゃん…!」
2人が司帝国から来てくれたんだ!
私は思わず杠ちゃんの所へ走って抱き締めた。
千「…」
大「あれ」
「杠ちゃん…」
杠「良かった、こっちに来てたんだねAちゃん!」
「勝手に居なくなってごめんなさい!」
杠「んーん。早く千空くんに会いたかったんだもんね」
「なっ…」
千「ほーん?」
「…」
せっかくの再会なのに私だけ恥ずかしくなって科学王国のみんなの後ろに逃げた。
千「ククク」
大「良かったな千空も!」
千「あぁ」
杠「ふふっ」
「杠ちゃんに裏切られた…」
***
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年5月28日 23時