life842 ページ43
***
リ「…」
俺はイライラしながら書斎を出て廊下を歩いていた。
こんな胸糞の悪さはクレイマン以来だ。
イ「あ！リムル様おはよ！」
リ「おはよイース」
イ「なーなーディアブロ様は？」
リ「悪い、別の任務中だ」
イ「了解！」
リ「今日も商談か？」
イ「んーディアブロ様居ないから今日は内務！」
リ「そっか」
イ「てか大丈夫？なんか気分悪そう」
リ「ちょっとな」
イ「そうなんだ、無理すんなよ！」
リ「ありがとな」
イースから励まされ少し気が緩んだ。
イ「そういやさっき廊下でAがレイたんに怒られてたよ」
リ「え？」
イ「なんかそんな服装じゃダメだみたいなこと言われてた。今日なんかあんの？」
リ「分かった、教えてくれてサンキュ」
イ「んーん！そんじゃ俺は飯食おっと！」
リ「いっぱい食えよ」
イ「もち！」
朝からちょっかいかけんなよホント。
俺はイライラが抑えられなくなり、
とりあえず部屋まで転移した。
ア「でね！」
「うんうん」
リ「…」
ア「あ、パパおかえり」
「おかえりなさいませリムル様」
リ「…」
時間前だが2人は俺の部屋に戻って来てくれてた。
仲良く朝ごはんを食べようとしている。
リ「A」
「はい」
そしてやはりAの服装が制服ではなく、
明らかに出先用の綺麗めな服だった。
リ「レイに何か言われたのか？」
「えっ？」
リ「服いつもと違うだろ」
「あ…あぁ…えっと、王様が来るのに制服ではダメって怒られてこれに着替えました」
リ「…」
ア「何でも似合うよねママ！そのドレスも綺麗で似合ってる！」
「ありがとう」
どうみてもお見合い行きます的な服装にしか見えない。
そんなことは絶対にさせんがな！！
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年4月25日 22時
