検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:19,950 hit

note 649 ページ50

***







河川敷に着くと私達より大勢の
イカつい不良達が待ち構えていた。




『おいおい中坊が特攻服背負ってきたぞ?』


『おむつ取れたんか中坊!?』


『卍ってダサ!!!』


『なんて読むんだよアレ!』


『母ちゃん同伴すんじゃねぇぞボクちゃんたち!』


『ゴラァ!!』




来た途端威嚇されるけど、
皆なんとも思ってないみたい。




『おい見ろ女もいるぞ!』


『可愛い顔してんなぁ?』


『終わったら遊んでやろうぜぇ!』




私もちょいちょい言われるけど無視した。




斑「東京卍會だと…?」


イ「…」


「…!」




総長らしき人が話してる間、ふと目を逸らしたら
丘上で私たちを見ている人と目が合った。




イ「!」


「…」




誰だろう、あの綺麗な人。




斑「八代目の意志を継ぎぃ!!佐野万次郎!そして東京卍會は黒龍が潰す!!!」


マ「…よし」


「!」




佐野くんが私達に合図を送ってきた。




場「東京卍會特攻 場地圭介!」


一「同じく羽宮一虎!!」


三「東京卍會親衛隊 三ツ谷隆」


パ「同じく林田春樹」


春「同じく明石春千夜」


ド「東京卍會副総長 龍宮寺堅」


「同じく副総長 社A」


武「東京卍會総長代理 花垣武道!」


マ「東京卍會総長 佐野万次郎!東卍の初陣だああ!!いくぞ!!!」




佐野くんのかけ声を合図に私達は走り出した。




イ「さて佐野…万次郎。どんな器だよ?」


斑「いっ!?」


マ「だあぁっ!!」


「ふふっ」




佐野くん総長なのに先陣切って突っ込んで行った。
そういうところかっこよくて好きだな。




ド「オラァ!!」


三「死ねやぁ!!」




皆のやる気が伝わって来る。
私も負けてられない。




「…」


『お前副総長なのか!』


『可愛い声でよく聞こえなかったなー俺は!』


「じゃあ死んだらっ」




久しぶりの喧嘩に血が滾るとはこの事。
私はワクワクが抑えられず勢いのまま敵に突っ込んだ。




「あははッ!!」


『グハッ!!』




蹴りが見事に顔面に決まった。




『てめぇ女のくせに!!』


「かかってこいよ!!」




その後も楽しくなりすぎて
私は悲鳴のオンパレードを生み出していた。




「あははは!楽しいッ!!」


『ば、けもん…っ』


『…』




佐野くんに比べたら皆大したことないな。




イ「…へぇ」



















***

この小説の続きへ→←note 648



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。