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***
イ「ん、ちゃんと食ったじゃん」
「っ！」
ご飯食べ終わってぼーっとしてたら
いきなり後ろから話しかけられて驚いた。
イ「ただいま」
「…」
てか上半身裸で来ないでよ。
一応女の子なんですけど。
イ「ん？」
「…これ…イザナさんの」
イ「え？残しててくれたの？」
「…うん」
イ「！…ふふっ」
イザナさんの分はちゃんと残しておいた。
それを伝えると満面の笑みだった。
イ「ツンデレか」
「違います…」
イ「あはっ」
「…」
イザナさんは残してたご飯を隣りで食べ始めた。
てか髪乾かしてないしなんで佐野くんみたいなことしてるのこの人…。
イ「んっ？」
「…」
イ「何してんの？」
「…髪、拭かないと風邪引くんで」
イ「！」
「…」
私は首にかけてあったタオルを取って、
イザナさんの頭を拭いた。
イ「飯食いにくい笑」
「我慢してください」
イ「ふふっ」
サラサラだしこの髪型似合う人なかなか居ない。
でも佐野くんも似合いそうだな。
イ「…ふふっ」
「きゃっ！！」
タオルで頭を拭いていたら、
いきなり手が伸びて来て抱き締められた。
イ「…」
「なんですか！」
イ「いやぁ別に」
「近いです」
イ「うんワザと」
「…」
イ「…」
うっとりとした顔をされ、
頬を撫でられた。
真正面から見るとホント綺麗な顔。
多分日本人じゃない。
イ「綺麗だなお前」
「…」
イ「めちゃくちゃ言われるだろ」
「はい」
イ「だろうな…」
「なっ…にするんですか」
いきなり耳を触られてくすぐったくなった。
イ「(敏感なのか)」
「やめてっください…怒りますよ」
イ「俺と居る時ずっと怒ってんじゃん」
「当たり前じゃないですかこんなことして…」
イ「良いじゃんブサイクな親父に攫われてるわけじゃねぇんだから」
「そういう問題じゃないですから」
イ「えー？他の女喜んで来るのに」
「なら他の女呼べば良いですよね」
イ「だーめ社は特別なの」
「っ…迷惑です」
イ「迷惑ならないように結婚しようぜ」
「全然意味分かんないし嫌です」
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
