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***
「ちょっと！いきなり何なんですか！！」
イ「お前が楯突いてきたからだろ？」
「イザナさんのせいじゃないですか！」
イ「お前だろ」
無理やり灰谷家を連れて出され、
ヘルメット被らされてバイクに乗せられた。
降りようとしたらすぐ前に乗って来て、
佐野くん並の急発進で隙を与えてこなかった。
「どこ行くんですか！」
イ「隠れ家」
「はぁ？」
イ「おい掴まってねぇと振り落とすぞ」
「っ…」
何でこんなことになるの！！
もう最悪だよ帰りたい…！
「…」
佐野くんに連絡して助けに来てもらいたいけど、
言ったら無断でバイトしてるの皆にバレるし。
ここは1人で何とかするしかない。
イ「なー」
「！」
イ「お前まだ東京卍會の副総長なんだろー？」
「…だったらなんですか」
イ「辞めてウチ来いよ」
「へ…」
イ「これから灰谷兄弟も参加する予定だから、お前も来いよ」
「絶対嫌です」
イ「東京卍會負けたらウチの傘下だけど？」
「東京卍會は負けないです」
イ「ふーん」
「イザナさんはその暴走族の総長なんですか」
イ「さぁそれは分かんないねっ」
「…」
イ「でも先に入っといた方が幹部にしてやれるぜー」
「お断りです」
イ「ふふっ、強気だな」
「私は東京卍會が好きなんです」
イ「そんなにか」
「はい」
イ「(なら絶対潰してやんねぇとな)」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
