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「はぁ」
結局終わるまで全然離して貰えなかった。
蘭「例の件は?」
イ「鶴蝶に任せてる」
竜「他の奴らも?」
イ「うん、順調だ」
「…」
蘭くん達普通に会話進めてるし、
私嫌だよケーキも食べたから帰りたい。
蘭「OKー」
竜「んじゃ俺らも準備しとくわ」
イ「よろしくな」
「…」
何のこと話してるかさっぱり分かんない。
まぁイザナさんに関しては私が東京卍會って知ってるから、わざと分かりにくく話してるんだろうけど。
蘭「よーし終わったな」
竜「兄貴寝んの?」
蘭「今日は大将のためだけに起きたからなー」
イ「ふふっ」
蘭「社もバイトお疲れな。ギャルコンの件また連絡するわー」
「あっ…ありがとうございます!」
蘭「ウンウン、帰り気を付けてな」
「はいっ!」
そう言うと蘭くんは欠伸をしながら
自室へと入っていった。
イ「なにギャルコンって」
竜「社が今度参加すんだって。ギャルの集まりに」
イ「そういうタイプなんだお前」
「先輩に頼まれたから出るだけなので別に自分からじゃありません」
イ「へーそうなんだ俺も見に行ってやるよ」
「絶対来ないでください」
イ「竜胆後で日程教えて」
竜「んー」
「ちょっと!竜胆くん教えちゃダメですからね!」
竜「つっても大将は来るよ笑」
「む…竜胆くん…」
竜「え、なんだよそんな顔すんなよ」
「…」
竜「(困った顔バカ可愛すぎだろ)」
イ「良いだろ見に行くくらい」
「嫌なものは嫌なんです」
イ「なんで?」
「知り合いに見られると恥ずかしいアレと一緒です」
イ「気にすんなって」
「…ちっ」
イ「…」
竜「(あ、舌打ちした…やばくね…)」
「んグッ」
イ「おい誰に向かって舌打ちしてんのー」
後ろから顔を上にグイッと上げられ、覗き込まれる。
笑ってるのに圧が凄い。
「っ…」
イ「あんま調子乗ってっと痛い目みんぞ?」
「…」
イザナさんの態度にムカッと来てしまって、
私は思わず睨み返してしまった。
イ「!」
「…」
イ「…そうか。分かった分かった」
竜「え?大将?」
イ「竜胆こいつ連れて帰るわ」
竜「は!?」
「えっ」
イ「ふふっ」
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月19日 16時