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***
で、今日はそのバイトの日だったんだけど、
2人が出かけるらしく急遽無しになった。
だからそのまま帰ろうとしたら、
教室に迎えが来た。
ド「お、今日は居た」
「げ…」
ド「げってなんだ。ほら集会行くぞ」
「なんでー」
ド「なんでじゃねぇ。全然顔出してねーだろお前」
「そうだけど…」
ド「お前が居るのと居ねぇのじゃマイキーのモチベが違ぇから来い。新顔も増えてっから副総長として挨拶しとけ」
「人そんなに増えたの？」
ド「そりゃな」
「ふーん」
ド「お前今じゃ謎の人になってっから」
「んー…でも気まずい」
ド「気にすんな来い」
「あーー」
問答無用でドラケンくんに
首根っこ掴まれて引き摺られる。
傍から見たらいじめっ子といじめられっ子。
ド「マイキー連れて来たぞ」
マ「おっ！」
「…」
そのまま投げ飛ばされ佐野くんが見事にキャッチ。
私はボールじゃありません。
マ「A今日は来るんだなっ！」
「逃げたら怒るでしょ」
ド「たまには来い」
マ「ケンちんの言う通り！」
やたらとスリスリされる。
マ「はぁ〜…！」
「佐野くんぐりぐりしすぎ」
マ「だって可愛いだもん！！」
ド「(マイキーほんと嬉しそうダナー)」
佐野くんは2年生になってから髪が伸びた。
なんか綺麗な感じに。大人っぽくなった。
「佐野くん犬みたい」
マ「あ？」
「ワンって言って」
マ「やだAが言え」
「やだ」
マ「言えよ」
「嫌」
ド「くだらねぇ喧嘩すんな」
マ「だってAが！」
「佐野くんが犬みたいなのが悪い」
マ「ふーーん！なら噛み付いてやる！」
「やめて！いや！」
マ「ふふっ」
ド「はぁ」
マ「てか彼氏に犬って言うな」
「彼氏だっけ」
マ「おい！さすがに傷つくだろ！！」
「ははは嘘嘘」
マ「目が笑ってねぇんだよこの野郎」
「そんなことない」
ド「頼むからいい加減にしてくれ」
マ「あーあーイチャイチャしたかったのに」
「いつもしてないじゃん」
マ「お前が逃げるからだろ！」
ド「まぁ今日は逃がさねぇけどな」
マ「だな！」
「はぁ」
マ「よし、俺のバイクで集会行くぞ！」
「！？！？」
どうしよう、めちゃくちゃ帰りたい。
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
