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***
「…条件とか無いですよね」
イ「付けた方が良いか？」
「嫌です」
イ「ねぇよ」
「じゃあください」
イ「ほら」
結局誘惑に負けて、自分の分を食べた後にイザナさんのケーキ貰う事になった。
手が届かないので近くまで
行ってケーキを貰おうとしたら。
イ「はい捕まえた」
「うわぁー！！！！」
蘭「うるさ」
竜「げっ」
獲物を狙っていたチーターのように
ガッとお腹を掴まれて膝に座らせられた。
「辞めてください！嘘つき！」
イ「条件つけてねぇだろ？」
「離して触らないで！」
イ「あははっ！」
「ケーキ食べられない！」
蘭「(あ、そっちなのね)」
竜「(そっちかよ)」
イ「俺が食わせてやるよほれ」
「嫌です自分で食べれます！」
イ「んじゃ俺食っちゃおっかなー」
「なんでそんなに意地悪なんですか！？人でなし！」
イ「褒め言葉だなっ」
「蘭くん竜胆くん助けてください！」
イ「(絶対手出すなの目)」
蘭「あちゃーどんまい社」
竜「どんまい(ごめん社)」
「うぇっ…」
イ「ほら遠慮すんな」
「あムッ」
もう無理やりにも程がある。
私のお腹ガッチリ掴んだままケーキ食べさせてくる。
美味しいけどこの人怖い！
イ「美味い？」
「うぅ…」
イ「あはっ！大人しくなって可愛いな」
「離してくださいっ」
イ「やーだ」
「んぁー！！」
佐野くんみたいだこの人。
でも佐野くんは安心感あるのにこの人恐怖しかない。
イ「いーな社面白ぇ」
「くっ…」
この人めちゃくちゃ力強いし！！
タイマンしたら勝てるかな…。
蘭「ちょっと大将俺らのバイトちゃんなんだから勝手に持ってくなよー？」
竜「そーだそーだ」
イ「良いだろ別に。社俺んとこでもバイトしろっ」
「絶対嫌です！」
イ「飯奢るし横浜観光させてやるよ」
「東京じゃないんですか…」
イ「俺今横浜にいんの」
「遠いです」
イ「えーでも飯美味いよ？」
「…」
蘭「(すぐ飯に釣られんのか)」
竜「(単純過ぎねぇ？)」
イ「今度遊びに来いよっ」
「…考えときます」
イ「ふふっ(なんだコイツちょろい)」
「そんなことより離してください！！」
イ「嫌だー」
腹立つなぁこの人！！
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
