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note 727 ページ27
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イ「お前気に入ったよ」
「！？」
突然肩をぽんと叩かれニコニコされた。
イ「この件は黙っといてやるから俺と取引しようぜ」
「何のですか」
イ「俺にマイキーのこと教えてよ」
「はぁ？」
イ「いーだろお前好かれてそうだし…な？」
「関係ないじゃないですか！てかなんでそんなに佐野くんのこと知りたいんですか」
イ「ふふっ…気になるか？」
「はい」
イ「真一郎にでも聞いてみたら」
「えっ…？」
なんでこの人真一郎くんのこと知ってるの。
「なんで真一郎くんのこと…」
イ「俺と真一郎は特別な関係だから」
「…」
イ「てか真一郎のことも知ってるのか。分かんねぇかなと思って言ってみたけど、小2からだとさすがに知ってるか」
「それもありますけど真一郎くんは私のお姉ちゃんの彼氏なので色々知ってます」
イ「えっ？那瑞奈ってやつの？」
「私のお姉ちゃんです」
イ「…まじか」
「逆にそこまで知られてるのかと思いました。情報網凄かったので」
イ「へぇ…お前が妹なのかぁ…なるほど」
「人の話聞いてます？」
イ「(使える…)」
「ちょっと？」
イ「社」
「はい」
イ「俺と結婚しよ」
「……」
人生2回目のプロポーズは、
他人の家のキッチンでした。
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
