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蘭「お前正気か」
竜「何かあったのか？」
「えっ？」
凄い目で見られる。
「いやホントに一時的になりたいんです」
蘭「一時的？」
「はい、学校の先輩の手助けするので」
竜「ギャルと関係あんのそれ？」
「先輩達のギャルコンに参加することになりました」
蘭「え…」
竜「まじ？」
「はい！なのでギャルについて詳しそうな蘭くんにどういうギャルになればいいか聞こうと思って」
蘭「えー絶対今のままのが可愛いぞ」
竜「アイツら化粧落としたらバケモンだしな」
「そこをなんとか！役に立ちたいんです」
蘭「ん〜」
竜「どうする兄貴」
蘭「まぁ、可愛い可愛いバイトちゃんのためだからなぁ」
「！」
蘭「しょーがねぇけど協力すっかあ」
「ありがとうございます！」
竜「んなら俺も手伝う」
蘭「てかそのコンテスト俺ら呼ばれてなかったっけ？」
「え！？」
竜「客としてな」
「えぇ…」
蘭「やっぱり」
竜「付き合いで誘われたけど興味ねぇしだりぃから断り入れようと思ってた」
蘭「社が出るなら行くかぁ」
竜「だな」
「いやいやいやいや…恥ずかしいので断ってください」
蘭「無理」
竜「やだ」
「くぅ…」
相談する人間違えた。
蘭「んじゃメイクとか服は俺選んであげよー」
竜「俺髪か」
蘭「でもギャルコンでこの色のヤツ居なくね？」
竜「大体金かピンクとか」
蘭「ウィッグ？」
竜「しかないか」
蘭「だなー」
竜「知り合いに聞いとく」
「なんかすみません」
蘭「いーのいーの」
竜「気にすんな」
「ふふっ」
見にこられるの嫌だけど、
こうやって色々とお世話してくれるの嬉しい。
蘭「(笑顔可愛すぎかー)」
竜「(は、可愛すぎ…)」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
