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それから場所を移して先輩と話の続きをした。
『マジ急に声掛けてごめんねー』
「全然です」
『ウチの学年ブスばっかでさーいつメンは良いとして、他に誘える子も居ないから声かけたの。年下に声掛けんの悪いと思ったんだけどさー』
「そうだったんですね…」
『マジ1日だけで良いの！ギャルコンの日にうちらと似たような格好して出てもらえば良いからさ！』
「私、ギャルメイクとかした事ないんですけど大丈夫ですか？」
『大丈夫大丈夫！ウチのグループに得意な子いるから！』
「そうなんですね！」
『マジ申し訳ないんだけど他校のライバルに威勢いいこと言っちゃってさー！なのにウチら勝てなかったらまじダサじゃん？』
「団体戦みたいな感じですか？」
『そそそ！5人1チームでやるから参加してくれない？』
「…私でよければ」
『え！？マジでいいの！？』
「はいっ！」
『やりぃー！！あんた居れば勝ったも同然だ！皆に話しておくね！』
「よろしくお願いします」
『とりま連絡先交換しない？あ、私京子。長谷川京子ね』
「京子先輩ですね。社Aです、改めてよろしくお願いします」
『名前までも可愛いとか羨ましいっ！とにかくよろしくね社！』
「はい」
先輩からのお誘い。
初めての経験だったのもあるけど、
私が断ったらどうするのかなって考えたら、
ちょっと可哀想だった。
まぁギャルとか手出した事ない領域だから、
これも勉強という事で。
長「ありがとね！また連絡するわ！」
「はいっ」
長「じゃねっ！」
先輩は嬉しそうな顔をすると
軽快なステップを踏みながら帰って行った。
「ふぅ」
ギャルコンテストか。
皆金髪とかなのかな？
私色素薄いだけで金では無いし…ズラ？
ズラっていいのかな？んー。
こういう時はあの人に聞いてみよう。
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
