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それからしばらく経ち、
私達は2年生になった。
後輩もできたり、
東京卍會は仲間も増えてどんどん大きくなっていった。
「…」
『社ちゃん今日もご機嫌ななめ?』
『大丈夫?』
クラスも変わって私にも新しい友達が増えた。
「ちょっと眠たいだけ…」
『(眠たい姿も美しすぎる…!!)』
『私枕になる!!』
「え?大丈夫」
今も私は東京卍會の副総長だけど、
友達には話してない。
それに半年集会サボっちゃってるから、
ドラケンくんに怒られてる。
それでもトレーニングだけは続けてる。
『そういや新宿に最近人気のカフェあるの知ってる!?』
『なんかテレビでやってたね!』
『行きたくてさ〜』
『良いね行こうよ!』
「…」
『社ちゃんも行こ!?』
「!…ごめん、バイトしてるから難しい…」
『バイト!?』
『なんで!?』
「内緒だよ」
『気になる〜』
『ねっ!』
あとこっそりバイトもしていた。
本当はダメなんだけど、結構お金貰えるから。
『じゃあ暇な時教えてね!』
「うん、ありがとう」
そのバイトと言うのは、
竜胆くんの兄蘭くんからの依頼でやってる家政婦。
最初は断ったけど、
お金めちゃくちゃ貰えるの知って引き受けた。
最近知ったんだけど、
2人は六本木で有名な悪らしい。
東京卍會の皆には言えないけど、
まぁ利益のためだから。それに週2だし。
「…」
いつか2人とも戦う日が来るんじゃないかなって考えながら家政婦するのは情報収集になって割と楽しかったりする。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月19日 16時