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マ「んぁーっ…」


「おはよう」


マ「んー…A…」


「いっぱい寝てたね」


マ「…俺、どんぐらいねてた…?」


「2時間くらい」


マ「!…ずっと、このままでいたの?」


「うん、佐野くん気持ちよさそうに寝てたから」


マ「んん…ごめん」


「良いよ」




佐野くんが離れたので久しぶりに立ち上がってみる。
…けどよろけて転びそうになった。




「わっ」


マ「!」




後ろにいた佐野くんが私の腰を掴んで
支えてくれたおかげで倒れなかった。




マ「大丈夫?」


「うん、ありがとう」




ゆっくりと佐野くんの方を見て座り直した。




マ「ふぁっ」


「ふふっ」


マ「ん、笑ってる可愛い」


「ありがとう」




たくさん寝てたからか、
佐野くん機嫌良さそう。




マ「風呂行く?」


「お先にどうぞ」


マ「一緒」


「やーだ」


マ「んー!!」




唸り始めた。




マ「なんでやなの」


「恥ずかしいから」


マ「思春期かよ」


「思春期です」


マ「ねーえ…一緒じゃないと入らない俺」


「そんな事言わないでほら」


マ「む…」




佐野くんがムスッとした顔で私を睨んだ。




マ「もー怒った」


「えっ?」


マ「ん!」




そう言うと私をまた軽々と担ぎ上げた。




「えぇっ!?」


マ「ほら行くぞ」


「んなぁもう…それだめだってー!」


マ「うるさい」


「はぁ…」




微妙に床に手が届かなくてそのまま連れてかれる。
1度やるって言った事曲げないの良いけど、
目的が不純すぎる。




マ「ん」


「もー」


マ「今日一緒じゃねぇと後悔する俺」


「もっと素敵なシーンで言って欲しかったそれ」

















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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月19日 16時

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