note 711 ページ12
***
マ「…ん…」
「…」
マ「…んぁ…あ…れ…」
「あっ」
しばらくすると背中で寝ていた佐野くんが目を覚ました。
マ「…んん…」
「おはよう佐野くん」
マ「…」
「おお…」
声をかけるとちょっと機嫌悪くしたのか、
私の背中に頭をグリグリ擦り付けながら抱き着いてきた。
「眠たいね」
マ「ん…」
「もう少し寝る？」
マ「ん…」
腕をポンポンするとまた大きく呼吸して
ギュッと抱きついたまままた動かなくなった。
「ふふっ」
マ「…」
エ「あれ…？2人ともまだここにいたの！？」
「うん」
お風呂上がりのエマちゃんがリビングに来た。
エ「マイキー爆睡…大丈夫？」
「大丈夫だよ。眠たいみたいだから寝かせてる」
エ「ったくほんとマイキーは…」
「もう少ししたら起こすよ」
エ「ごめんねホント！」
「大丈夫だよ」
エ「いーなーウチもそうやって寝たいわ」
「膝か肩なら貸せるけど」
エ「Aちゃんの体痛めちゃうから今日はやめとく！」
「今日はなんだ笑」
エ「次は一緒に寝ようね！」
「うんっ」
エ「それじゃウチは髪乾かして寝るね」
「うん、おやすみエマちゃん」
エ「おやすみ！」
エマちゃんも大きくなったなぁ。美人さんだ。
佐野家は皆美形だね。
マ「…」
「…」
私ももっと可愛くなりたいな。
今度蘭くんから貰ったお金で新しい服買おうか。
いつも制服か特攻服だけだからたまには。
マ「…」
「…」
まぁ気に入って欲しいのはこの人になんだけどね。
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
