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***
マ「…」
気づいたら佐野くんが私の背中で寝ていた。
「あらら」
いつでもどこでも寝れるの凄い。
真「Aちゃん」
「真一郎くん、佐野くん寝ちゃった」
マ「…」
真「マジか。大丈夫？」
「大丈夫」
真「俺万次郎退かすよ」
「んーん」
真「？」
「このままで大丈夫」
真「ホントか？」
「うん、赤ちゃんおんぶしてるみたいな気分になる」
真「ぷっ…それはデカすぎだろ」
「可愛いでしょー」
真「万次郎聞いてたら暴れてるだろうな〜笑」
「ふふっ」
寝てる佐野くんがちょっと可愛くて
私はそのままにすることにした。
真「そういや今日集会出たんだってな」
「うん。ドラケンくんに捕まったから」
真「お前も大変だな」
「まぁでもサボってたの私だし」
真「無理すんなよ」
「うん」
真「あと…なっちゃんの事で1個良い？」
「ん？」
真「最近家で様子おかしかったりしない？」
「全く、いつも通りだよ」
真「そっか…」
「何かあったの？」
真「んー…なんか悩んでるみたいでさ」
「お姉ちゃんが？」
真「うん。俺と居ても時々悲しそうな顔してさ…何かあったの？って聞いても笑って誤魔化されるし」
「…」
お姉ちゃんいつも通り過ぎて気付かなかったな。
さすが真一郎くん、よく見てるなぁ。
真「もし何かあったら教えてくれないか？」
「うん、すぐ連絡するね」
真「悪ぃな」
「んーん。私も気になる」
真「大したことじゃなきゃ良いんだけどさ…」
「うん」
今度聞いてみようかな。
マ「…ぐぅ」
「おっとと」
佐野くんが横に倒れそうになったのを受け止めた。
真「ははっ、万次郎爆睡だな」
「だね」
真「Aちゃん居るのと居ないのでこいつの機嫌全然違うから助かるよ」
「佐野くん私のこと大好きだからね」
真「ふふっ…Aちゃんは？」
「大好きだよ。すごく」
真「うわぁー微笑ましい」
「だからって周りから茶化されるのは鬱陶しいからやめてね」
真「な、なんかすまん」
マ「…」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月19日 16時
