note 538 ページ39
***
マ「…」
佐野くんは集中すると目付きが変わった。
マ「…」
そしてニヤッと笑うと落ちていた刀を持って
私たちに突っ込んできた。
「武道くん避けて！」
武「っ！」
マ「あはっ！」
三「オレの刀！！」
容赦なく切り込んでくる佐野くんは
本気で私たちを殺しに来ていた。
千「タケミっち！社さん！！」
「っ！」
マ「ふっ」
私も間一髪で避けている。
武道くんは既に見切って居るのかギリギリで躱している。
マ「はぁーあッ」
武「くあっ！！」
「武道くん！っ！！」
マ「！」
武道くんの拳を避けた佐野くんがそのまま腕を切り裂いた。私はすぐに武道くんの前に出て佐野くんを蹴り飛ばした。
「武道くん…」
武「っクソ…！」
マ「ってぇな…？」
「…」
今度は私を狙ってきた佐野くん。
マ「あははっ！」
「負けないからッ！」
マ「A…！！」
「っらァ！！」
私の攻撃は全て佐野くんに当たっている。
でも覚醒した佐野くんは攻撃を受けても笑っている。
「ぅ…ｹﾞﾎｯ…」
武「ハッ！！」
マ「ははっ」
薬の副作用がこのタイミングで出始めた。
口から流血が止まらない。
三「ッ！クソアマもやめろ！テメェも死ぬぞ！！」
武「うるせぇ！！」
「っ！だめ、武道くんそれはっ！！」
目を離しているうちに武道くんが
佐野くんに突っ込んでいく。
でも構えている佐野くんの動きは…。
「っクソ！！！」
無理矢理体を動かして私は武道くんの前に出た。
武「へっ…！」
「あっ…」
運悪く、
重なってしまったタイミングで、
佐野くんの持っていた刀が私と武道くんを貫通した。
マ「ひひっ」
武「っ、社さん、」
「うん…」
私たちは最後の力を振り絞って、
目の前にいる佐野くんに抱きついた。
私は佐野くんのお腹になったけど、
武道くんがしっかり抱きしめてくれていた。
武「オレは負けねぇぞ万次郎。黒い衝動ごと背負ってやる」
「っ…」
私はもう限界だった。
武「バカやったらオレがぶっとばしてやる。君は一生オレの友達だ」
マ「…友達？……タケミっち？A？」
武「手を握ってマイキーくん。君がトリガーだから、何度でも…やり直して…オレが…助けるんだ」
マ「やり直す？お前…何言ってんだよ？え…A？」
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 566人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yamada Morie - 私たちが見ているすべてのショーを考えることは良いことであり、考えることが良いことであることを願っています。 良いショーがいくつかありますが、これもこのショーにとって素晴らしい経験だと思います。 (2023年2月20日 15時) (
レス) id: ff6f65170c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年2月13日 2時
